年会費無料でポイント還元率もトップクラス、ブラックフェイスも人気のオリコカードザポイントはお持ちでしょうか。
このカードをメインにしている人も、多いはずです。
ところで、このカードを持って海外に行けるでしょうか?
これ1枚でどこまで対応できるか、また、海外旅行に行くのに足りない部分があれば、どうすればいいかをお伝えします。
オリコカードザポイントの国際ブランドを確認しよう
海外旅行の際は、訪問先で通用するカードを持っていなければなりません。持っているカードの国際ブランドを確認しておきましょう。券面の右下隅にあるのがそれです。
オリコカードザポイントの国際ブランドは、MasterCard、VISA、JCBの3種類ですが、VISAについては、2018年に新規発行を取りやめました。
JCBは、韓国、台湾、中国、米国などが行先であればおおむね使えます。米国ではDiscoverカードとの提携です。
それ以外の地域では決済できない場合も多いです。豪州ではアメックスと提携しているのですが、アメックスの加盟店自体多いとは限りません。
オリコカードザポイントJCBのホルダーは、念のためもう1枚カードを持ったほうがいいでしょう。
MasterCardまたはVISAであれば、世界中どこに旅行に行っても問題はありません。
それから海外では現地通貨を作る際、手数料を考えるとクレジットカードのキャッシングがもっともお勧めです。特にマイナー通貨の場合は、両替と圧倒的な差が付きます。
海外キャッシングについては、名前の出た3ブランドであれば提携ATMが豊富なので、どれでも不利はありません。
オリコカードザポイントをグレードアップして、海外旅行傷害保険を利用する
人気のオリコカードザポイントにも、海外に出た際の弱点があります。このカードには、海外旅行傷害保険が付いていません。
海外旅行の前に、保険の付くカードにしてみてはいかがでしょう。
オリコカードの上級版「プレミアムゴールド」
「オリコカードザポイントプレミアムゴールド」なら、海外旅行傷害保険がついています。
病気、ケガの治療で最大200万円の治療が受けられます。
格安ゴールドに分類されるこのカード、年会費はわずか税込1,950円でリーズナブルです。
特典も多く、Orico Club Offというさまざまなジャンルの割引サービスがついています。
宿泊、レストラン、映画、美術館などが安くなります。海外レンタカー割引もありますので、海外旅行でも役に立ちます。
早めにこのカードを入手しておけば、Orico Club Offのサービス、エクスペディアやBooking.comなどでの海外ホテル割引予約もできます。
ただオリコの場合は、「券種の切り替え」という手続きがもともとありません。追加でプレミアムゴールドを申し込むことになります。
カードが2枚になってしまいますが、これもメリットになります。
入会後6か月はポイント還元率が倍の2.0%になるので、海外で買い物をするのにぴったりです。
カード到着まで2週間程度掛かりますので、早めに申し込みましょう。
プレミアムゴールドの国際ブランド
プレミアムゴールドの国際ブランドは、MasterCardまたはJCBです。すでにMasterCardを持っている人はJCBでも構わないのですが、できればMasterCardをお勧めします。
海外滞在先で決済できるチャンスが多いということもありますが、プレミアムゴールドの場合、MasterCard限定で「MasterCard Taste Of Premium」というサービスが付加されているためです。
このサービスは、年会費無料のカードだと、リボ払い専用カードの「オリコカードザポイントアプティ」にはあるものの、オリコカードザポイントにはありません。
そして、アプティよりもプレミアムゴールドに付加されたサービスのほうが、ゴールドのため充実しています。
このTaste Of Premiumでも、Orico Club Offと同じく、多くの割引サービスが受けられます。
プレミアムゴールドは、2種類の豊富な割引サービスが付いている、大変優れたカードです。
複数のカードは別々に保存しよう
できれば海外には2枚以上のクレジットカードを持っていきたいものです。
国際ブランドの問題、それから後述する限度額のためでもありますが、もうひとつ重要なのは盗難・紛失への対応です。
せっかく2枚以上カードを持っていても、まとめて失うと非常に困ります。
旅の思い出をきちんと残すために、カードの保管場所は分けましょう。スペアをキャリーバッグの奥に忍ばせておくのもいいでしょう。
限度額の増額も考えよう
オリコカードのショッピング限度額はどのぐらいあるでしょうか。
会員サイトの「eオリコサービス」にログインすれば、確認できます。
海外旅行においては、日常と異なる買い物が思いのほか増えますので、限度額にも注意しておいたほうがいいです。
限度額は、カード代金の引落しが完結するまで問題になります。決済が完結して初めて、その代金分、限度額が有効になる仕組みとなっています。
ですから、月に使うショッピング額の倍は、限度額が必要です。
海外旅行の際であれば、審査の厳しい永久増額ではなく、臨時に限度額の増額がしてもらいやすいので、申請してみるといいでしょう。
海外では現金はそれほど使わないでしょうが、最低限の現金は必要となります。
キャッシング枠を持っていなければ、早めに申請しておくといいでしょう。
オリコカードザポイントと併せて持つならどのカードがいい?
オリコカードザポイントプレミアムゴールドなら、海外旅行傷害保険が付いています。
このカードなら、ケガや病気で治療が必要になった際、200万円まで補償を受けられますので、ほとんどの場合はこれで大丈夫でしょう。
ただ、万全を期すならば、医療制度の異なる海外では、もう少し補償があったほうがいいのです。
盲腸炎で250万円以上の医療費が必要になる場合もあるからです。
幸い、「死亡・後遺障害」以外の補償については、複数の医療保険は合算できます。
お金を払って保険に入るのもいいのですが、海外旅行傷害保険の付いたクレジットカードをもう1枚持つとリーズナブルです。オリコカード以外もいいでしょう。
お勧めは、エポスカードです。海外旅行傷害保険が自動付帯(カードを持っているだけで保険適用)です。
エポスカードは年会費無料で、かつ申し込んだその日に、マルイ等にあるカウンターでカードが受け取れます。おまけに、国際ブランドがVISAなので、オリコと被りません。
急いでいる海外旅行の準備中、もう1枚カードが欲しいと思ったときには最適のカードです。
保険の補償は充実していて、ケガで200万、病気で270万円まで対応しています。オリコのプレミアムゴールドと併せれば、十分な額になります。
ただし、ポイント付与率はオリコカードザポイントの半分なので、海外での買い物の際はオリコ優先にするといいでしょう。
家族で旅行に行くなら家族特約も必要
さて、独身の人や、または同行の人が全員家族カードを持てる、大人だけの旅の場合は以上で問題ありません。
家族カードを持てない、未成年の子供の保険が問題です。
子供だけ、海外旅行傷害保険を申し込むのもいいですが、子供の保険もカバーできる「家族特約」のついたカードを申し込んではいかがでしょう。
オリコの場合、ゴールドカードには家族特約がないので、プラチナカードが必要です。
「オリコカードザプラチナ」です。
プラチナといっても、年会費税込2万円の、最も年会費の安いプラチナカードなので、恐れることはありません。
海外に家族で旅行できる程度の人なら、審査に通る可能性が高いでしょう。
こちらがあれば、生計同一の親族も、家族特約として200万円までの補償が受けられます。
また、国際線のラウンジを使えるメリットもあります。
これは航空会社のラウンジであり、国内空港ラウンジとはレベルが違います。アルコールと食事が出るところが多く、空いていてくつろげますので、家族旅行の思い出作りには最適でしょう。
オリコカードプラチナに関しては以下で解説しています
→オリコカードプラチナはステイタスだけ?海外好きには実益がある