イオンカードも、他のクレジットカード同様に、1か月の利用分が約定日にまとめて銀行口座から引き落とされます。
しかし万が一、イオンカードの支払いを延滞してしまったら、どのようなことが起こるのでしょう?
うっかり、イオンカードの引き落としを忘れて、引落口座が残高不足になってしまっていたなんてこともあるかもしれませんが、そうではなく、お金がなくて支払えないということもあるのではないでしょうか。
ここでは、イオンカードの支払いを延滞したら何が起こるのか、また延滞後に復活するにはどうしたらよいのかについて解説していきます。
イオンカードで延滞したら起こることとは?
※画像は公式サイトより引用
クレジットカードの支払いを延滞してしまうと、さまざまなリスクがあります。
イオンカードの支払いを期日までに行わず、延滞してしまった場合にはどのようなことが起こるのでしょう?
イオンカードの利用が停止
まず、延滞してしまうとイオンカードを利用することができなくなります。
クレジットカードは、約定日に使ったお金を支払うという約束で、信用に基づき決済されます。
そのため、約束をやぶれば信用がなくなりますので、延滞するとイオンカードが利用できなくなるのは当然のことというわけです。
督促ハガキが届く
約束の期日に支払いを確認できなかった場合、督促ハガキが送られてきます。
督促ハガキには、支払うべき金額と振込先口座が記載されていて、なおかつコンビニでも支払える払込用紙も付いています。
そのため、督促ハガキが送られてきたらすぐに記載されている金額を振り込まなくてはいけません。
この時点で振り込みをしないと、今度はさらに督促の電話がかかってくることになりますのでご注意ください。
延滞金が発生!
また、イオンカードの支払いを延滞すると、延滞金がかかってきます。
通常、ショッピング一括払いなら利息はかかりませんよね。
しかし約束の支払日に支払わないと、「遅延損害金」といって延滞金が発生するのです。
ショッピングリボ払いやキャッシングの場合は、通常の利息に加えてさらに遅延損害金がかかってくることになります。
参考
- ショッピングの遅延損害金・・・実質年率年14.6%
- キャッシングの遅延損害金・・・実質年率年20.0%
信用情報にキズがつく
そして、延滞をすると信用情報にキズが付くと言われています。
しかしキズがつくというのは、具体的にはどういう意味なのでしょう?
そもそも毎月の支払い状況は、イオンカードが加盟する信用情報機関に記録されています。
支払期日に遅れることなく支払われれば延滞がないことが記録され、支払期日に支払われなければ延滞があった事実が記録されるのです。
うっかり残高不足で引き落としができていなかったがために数日遅れたという事情の延滞であっても、短期の延滞として記録されてしまいます。
そのため「キズがつく」という言い方をするのです。
短期の延滞が1回や2回あったとしても、うっかりしていたのだろうと判断することができますよね。
しかし、短期の延滞が何度も繰り返されている場合や長期の延滞が記録されている場合には、当然信用がなくなってしまいます。
ブラックリスト入りとは?
よくクレジットカードの延滞において「ブラックリスト」という言葉も耳にしますよね。
ブラックリストとは、いったい何なのでしょうか?
ちなみに実際にブラックリストという一覧が存在するわけではありません。
次のような状態に陥った場合に、信用がなくなりブラック状態であることがわかるように、信用情報に記録されることを、俗にブラックリスト入りと言っています。
- 2か月以上の長期延滞をしている場合
- 短期延滞を頻繁に繰り返している場合
- 強制解約された場合
- 債務整理の手続きに入った場合
ブラックリスト入りしたら何が大変なのかというと、つまり信用を無くした状態ですので、イオンカードが使えないだけでなく他のクレジットカードも作れなくなり、新たな借り入れもできなくなります。
例えば、車を買い替えたいといった場合にも、どの金融機関からもお金を借りられなくなってしまうのです。
延滞してしまったイオンカードの復活劇
では、延滞して利用できなくなったイオンカードを再び使いたい場合に、復活させるにはどうしたらよいのでしょうか?
もちろん、何はともあれ延滞している金額の支払いを済ませることが大前提となります。
延滞してしまった場合の振込先
延滞してしまった場合は、とにかく督促ハガキに記載されている振込先に、すぐに振り込み返済しましょう。
督促ハガキがまだ到着していない場合や、督促ハガキを紛失してしまった場合には、「暮らしのマネーサイト」MyPage、またはテレホンアンサー(自動音声応答サービス)で振込口座を確認することができます。
参考
【MyPageでの振込口座の確認方法】
1、 MyPageにログイン
2、サービスメニューの「カードご利用確認」より「お振込口座のご案内」をクリック
3、振込口座を確認
【テレホンアンサーでの振込口座の確認方法】
1、カードを手元に準備
2、音声案内に従って操作
※ショートカットキーを利用するとガイダンスの途中でも各種サービスメニューへ移行可能
利用停止から復活できるのはいつ?
ところで、延滞してしまった支払いを済ませれば、停止されたイオンカードはすぐに使えるようになるものなのでしょうか?
延滞していた本人が振り込みを済ませたとしても、タイムリーにイオンカード側で入金の確認が取れるわけではないので、振り込みを済ませたからといってその場ですぐに使えるようになるわけではありません。
また入金確認後には、あらためて過去の延滞状況や利用実績などの審査を経て、利用の可否が決められます。
そのため審査に問題がなかったとして、利用できるようになるまでには、支払いを済ませてから早くて1週間程度かかると考えてよいでしょう。
延滞したままイオンカードの支払いができない場合
イオンカードの支払いをしなくてはいけないのは承知しているものの、延滞が続き、まったく支払いの目途が立たないというのであれば、それはすでに破綻している状況です。
そのような状況であれば、一度整理して生活を立て直す必要がありますので、早めに弁護士などの専門家に相談しましょう。
任意整理や個人再生、自己破産といった、債務整理の手続きが必要な可能性があります。
まとめ
ここでは、イオンカードの支払いを延滞したらどのようなことが起こるのかについてご紹介しました。
クレジットカードの利用は、信用によって成り立っています。
そのため、約束の日に支払いをせず延滞するという行為があると、信用をなくしてしまうのです。
信用のない相手にクレジットカードを利用してもらっては困るため、利用停止されることになり、信用情報機関にも延滞の事実が記録されます。
そしてその信用情報は、他の金融業者も確認することができるため、どの金融機関からもお金を借りることができなくなってしまいます。
たとえ、うっかり引落の日を忘れただけですぐに入金したのだとしても、それが何度も繰り返されれば、やはり信用はなくなってしまいます。
延滞には、考えている以上のリスクが伴いますので、イオンカードの利用時には、決して延滞することのないよう、毎月の約定日までに必ずお金を用意しておくようにしてください。