クレジットカードを選ぶ時に基準となるのは、多くの場合「ポイント還元率」や「年会費」などのスペックとなるでしょう。
しかし、それ以外にも重要視すべき項目はたくさんあります。その1つが「保険」です。クレジットカードには、旅行保険やショッピング保険など、さまざまな保険が付帯しています。普段の利用ではあまり意識することはありませんが、もしものときに必要となることを考えれば保険内容の確認は必須となります。
今回はAmazonマスターカードの「保険」について解説していきます。
1.Amazonマスターカードの保険内容を確認!
まずは、Amazonマスターカードの保険内容を確認していきます。Amazonマスターカードには「クラシック」と「ゴールド」の2種類がありますが、それぞれ保険内容がどのように異なっているかも見ていきましょう。
保険内容 | Amazonマスターカード クラシック | Amazonマスターカード ゴールド | |
---|---|---|---|
海外旅行傷害保険 | 死亡・後遺障害 | - | 最高5000万円 |
治療費用 | - | 300万円(1事故の限度額) | |
携行品損害 | - | 50万円(自己負担1事故につき3000円) | |
賠償責任 | - | 5000万円(1事故の限度額) | |
救援者費用 | - | 500万円(1事故の限度額) | |
国内旅行保険 | 死亡・後遺障害 | - | 最高5000万円 |
治療費用 | - | ・入院保険日額:5000円 ・通院保険金日額:2000円 ・手術保険金最高:20万円 |
|
その他 | ショッピング補償 | 最高100万円(自己負担1事故につき3000円) | 最高300万円(自己負担1事故につき3000円) |
基本的な保険内容はこのようになっています。大まかに見れば「クラシック」は「ショッピング補償」のみとなっており、「ゴールド」は海外・国内旅行保険などが充実しています。
ショッピング補償は、Amazonマスターカードを使った決済で購入した商品の破損や盗難などへの補償となります。旅行保険は、旅行中のトラブルなどに対応するための保険となっていますが、注意点としては、出張や旅行などで国内外に旅行する機会が多い人は、「Amazonマスターカード ゴールド」を利用した方がいいでしょう。
「Amazonマスターカード クラシック」だと旅行保険がないため、もしものときに対応することができません。医療制度などが異なる海外で怪我や病気などになった場合、多額の医療費が請求される可能性も考えられます。
保険なしで海外に行くのは無謀と言えるので、保険の充実した別のクレジットカードを持っておくなどしておきましょう。
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2.自動付帯?利用付帯?Amazonマスターカードの保険はどっち?
クレジットカードの保険について調べる時に重要となるのが「自動付帯」と「利用付帯」のどちらなのかということです。
両者の違いについては以下のようになります。
自動付帯 | カードを持っているだけで保険が適用される |
---|---|
利用付帯 | カードで決済した範囲内で保険が適用される |
自動付帯はカードを持っていれば自動的に保険が適用されますが、利用付帯はカードで決済した範囲内でしか保険が適用されません。
つまり、海外旅行の場合、航空機のチケットやホテル料金、ツアー代金などを当該カードで決済しないと、その旅行での保険が適用されないことになります。
なので、海外旅行保険が付帯しているから安心、というわけではなく、「自動付帯」か「利用付帯」かをよく確認しなければなりません。いくら保険があるからといって、「利用付帯」だった場合、そのカードで旅行費用を決済しなければ保険が適用されません。
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Amazonマスターカードの海外旅行保険は自動付帯!
ショッピング補償については、そのカードで決済した商品に対する補償となっているので、実質的に利用付帯となっていますが、「Amazonマスターカード ゴールド」の海外旅行保険は「自動付帯」となっています。
つまり、このカードで旅行費用の決済を行わなくても、保険が適用されるので安心です。
キャッシュレスサービスで旅行先でも安心!
「Amazonマスターカード ゴールド」には、キャッシュレスサービスというものが付帯しています。
これは、旅行先で病院などに行った際、治療費などを保険会社が直接支払ってくれるサービスです。自分で費用を立て替える必要がないので、現金がなくても安心ですし、領収書の提出などの面倒な手続きもありません。
なので、国内旅行はもちろん、短期の海外旅行などで、トラブルに見舞われた際でも便利な保険が利用できるので安心です。
3.家族でAmazonマスターカードの保険を受けるには?
注意事項として追加で挙げておきたいことが「家族」の保険適用についてです。一人暮らしで自分だけがカードを使って、旅行にも行くというのであれば問題ありませんが、家族などで海外旅行に行かれる方もいるでしょう。
その場合、クレジットカードの保険が本人以外のどの範囲まで適用されるのかを確認しなければなりません。
Amazonマスターカードは三井住友カードが発行しています。保険についても三井住友カードの「家族特約」が適用されるため、それに従う形になります。
三井住友カードの家族特約は範囲が狭い
三井住友カードの海外旅行保険における家族特約を確認してみると範囲が狭いことがわかります。
- 本会員と生計を共にする19歳未満の同居の親族
- 本会員と生計を共にする19歳未満の別居の未婚の子
この2つの条件からわかるのは、19歳未満の子供のみが対象となっています。つまり、配偶者や親などは家族特約の範囲に当てはまりません。
海外旅行するなら家族カードを発行しておこう
Amazonマスターカードでは、「家族カード」を発行することができます。ゴールドカードでも年会費無料で発行でき、家族カードにも旅行保険が適用されます。
そのため、家族で海外旅行などに行く場合は、「Amazonマスターカード ゴールド」の家族カードを発行しておくことをおすすめします。
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4.まとめ
Amazonマスターカードの保険内容について解説していきました。旅行保険が必要であれば「Amazonマスターカード ゴールド」を選ぶといいでしょう。また、保険の適用範囲や付帯条件など、クレジットカードを選ぶ時には必ず確認しておくようにしましょう。