イオンカードの支払方法のひとつに、リボ払いという方法があります。
リボ払いは、毎月の返済にゆとりを持たせられるというメリットがある反面、高い利率の手数料がかかるので、なかなか完済できなくなるというリスクもはらんでいます。
ここでは、イオンカードのリボ払いを買い物の強い味方にしてしまう、上手な利用方法や利用上の注意点について、ご紹介していきます。
イオンカードのリボ払いとは?
イオンカードには、次のような支払方法があります。
- 1回払い
- 2回払い
- 分割払い
- ボーナス払い
そしてもうひとつ、今回ご紹介するのがこちら!
- リボ払い
リボ払いは、利用可能枠の範囲内なら、どんなに買い物をしても、毎月支払い額がほぼ一定になるという支払い方法です。
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リボ払いの4つの支払いコース
ショッピングをリボ払いにした場合の月々の支払い額は、カード入会時に申し込む支払いコースに応じて異なります。
リボ払いの支払いコースには、次の4つのコースがあり、いずれか一つを選択します。
例えば、10万円のショッピング残高がある場合、月々の支払額は下記のとおりとなります。
- Sコース・・・月々2,000円+手数料
- Aコース・・・月々5,000円+手数料
- Bコース・・・月々7,500円+手数料
- Cコース・・・月々10,000円+手数料
※画像は公式サイトより引用
なお、カード申し込みの際に支払いコースを選択していない場合、デフォルトは、Sコースの設定になっています。
リボ払いの手数料
リボ払いにすると、締切日の利用残高に対して、実質年率15.0%の手数料がかかります。
そのため、締切日の残高がいくらなのかによって、弁済金・支払期間・手数料が変わってきます。
なお、カードの利用代金は、毎月10日締めの翌月2日払いです。
リボ変更を上手に利用してイオンカードを使いこなす!
イオンカードでの買い物は、リボ変更を上手に利用することで、より便利に使いこなすことができます。
ピンチの時は一括払いをリボ払いへ変更
イオンカードでは、いったん一括払いで支払いをしたショッピング利用分について、後からリボ払いに変更することができます。
そのため、急な出費で困ったときなどには、一括払いする予定だったショッピング利用分を、リボ払いに変更すればよいのです。
変更方法は3つあります。
- 全リボ・・・1度登録すると、その後のショッピングをすべてリボ払いにする方法
- 期間指定リボ・・・1か月単位で期間を指定してリボ払いに変更
- 明細指定リボ・・・請求明細1件ごとにリボ払いに変更
なお、リボ変更には締め切りがありますので、締切日までに変更手続きを済ませるようにしてください。
ポイント
・期間指定リボ、全リボの変更受付締切日 ⇒ 毎月20日
・明細指定リボの受付締切日 ⇒ 月によって異なる
状況に応じてリボ払いの支払いコースを変更
先に解説しましたが、もともとカードを申し込んだときに、リボ払いの支払いコースを設定しているはずです。
その、リボ払いの支払いコースそのものを変更することができます。
リボ払いの支払いコースの変更は、毎月19日の23時59分までにMyPageから手続きをすると、翌月2日の請求分より反映されます。
step
1MyPageへログイン
イオンスクエアメンバーIDでMyPageへログインします。
step
2リボ支払コース変更をクリック
サービスメニューから「リボ支払コース」変更をクリックして、ショッピングリボ支払コース変更画面へ。
step
3支払いコースを選択
希望の支払いコースを選択し、チェックを入れたら次へ進み、次ページで手続き申し込みボタンを押せばOKです。
リボ払いは繰り上げ返済が重要!イオンカードの3つの返済方法
イオンカードのリボ払いは、繰り上げ返済をすることもできます。
リボ払いの手数料は実質年率15%と高いので、そのままにしておくと、手数料ばかりかかってしまい、なかなか完済に至らないということが起こります。
そのため、リボ払いの利用はあくまでも一時的なものと考えます。
そして、繰り上げ返済を上手に利用して、どんどん返済していくというのがリボ払いを上手に活用するコツです。
繰り上げ返済の3つの方法
イオンカードのリボ払いには、繰り上げ返済の方法が3つあります。
その1.登録口座から引き落とし金額を増額or全額返済に変更
MyPageから「リボ払いのお支払い額増額サービス」に申し込むと、リボ払いの月々の支払額を増額することができます。
「月々のお支払い額を増額」を選択して、リボ払いの月々の支払額に加算して支払う金額を入力すると、登録口座から増額した金額を引き落としてもらうことができます。
「全額返済」を選択すれば、リボ払いの利用分がまとめて請求され、引き落とされます。
その2.提携ATMからの繰り上げ返済
イオンカードのリボ払い利用分は、イオン銀行ATMをはじめとした提携ATMから、1,000円単位で繰り上げ返済することができます。
なお、提携ATMから返済できるのは元金のみとなりますので、手数料については、後日指定口座から引き落とされることになります。
その3.銀行振込で全額返済
もうひとつ、銀行振込で残高を全額返済することも可能です。
振り込みによる返済を希望する場合は、返済日によって返済額が変わってしまうため、イオンカードへ連絡をして、金額を確定させてから振り込みます。
なお、振込手数料を負担しなければいけませんので、注意が必要です。
イオンカードでリボ払いを利用する際の注意点
ではここで、イオンカードでリボ払いを利用するにあたっての注意点を確認しておきたいと思います。
割賦枠を超えていないか要確認!
ショッピング利用可能枠のうち、リボ払いを利用できるのは割賦利用可能枠の範囲です。
そのため、割賦利用可能枠を超えた分は1回払いで請求されます。
割賦利用可能枠とはそもそも何なのかというと、ショッピング利用可能枠のうち、次の支払方法に利用することができる金額の範囲をいいます。
- リボ払い
- 分割払い
- 2回払い
- ボーナス払い
割賦利用可能枠は、MyPageにログインすると確認できます。
2回払いからリボ払いへの変更はNG!
イオンカードでは、一括払いを後からリボ払いへ変更することができます。
しかし、後からリボ払いへ変更できるのは、1回払いとボーナス一括払いのみです。
そのため、2回払いで買い物したものを、リボ払いへ変更することはできませんのでご注意ください。
リボ変更はすぐに反映されない!
リボ変更手続きを行ったとしても、すぐにMyPageに反映されるわけではないのでご注意ください。
- 当月14日までにリボ変更を行った場合 ⇒ 当月20日頃に反映
- 当月15日~20日にリボ変更を行った場合 ⇒ 受付締切日~月末頃に反映
- 当月21日~受付締切日に明細指定リボを行った場合 ⇒ 月末頃に反映
まとめ
今回は、イオンカードのリボ払いを買い物の強い味方にしてしまう、上手な利用方法や利用上の注意点についてご紹介しました。
リボ払いには、実質年率15%という高い利率の手数料がかかります。
そのため、じゃんじゃん利用すべきものではありません。
ただし、リボ払いを上手に利用すれば買い物の強い味方になってくれます。
一括払いでショッピングをしたけれど、家計がピンチだという時には、一時的にリボ払いに変更すれば安心です。
リボ払いには4つの支払いコースがありますので、状況に応じて月々の支払額を少なくすることも多くすることもできます。
また、イオンカードのリボ払いは、提携ATMなどから気軽に繰り上げ返済することができますので、少しでもゆとりがあれば、随時繰り上げ返済をしながらリボ払いを利用するのがコツです。
イオンカードのリボ払いは、上手に利用して買い物の強い味方にしてしまいましょう。