「Amazon MasterCardはアマゾンで最もポイントが貯まる」
このようなことが言われており、実際アマゾンでは非常に効果的に貯まります。
しかし、
- 実際どの程度アマゾンでお得になるのか分からない
- 他のクレジットカードと比べて本当に得なのか知りたい
という方も多いと思います。
そこでこの記事では、そんな「Amazon MasterCard」のポイントに関する悩みを中心に解説していきます。
具体的には、
- 「Amazon MasterCard」の概要
- 他のカードとの比較
- 「Amazon MasterCard」を作る場合に向いている人
以上の項目のポイントを簡単に解説していきます。「Amazon MasterCard」を作ろうか検討されている方は長所・短所も紹介するため、是非とも参考にしてみてください。
「Amazonマスターカードを活用するためのオススメの方法まとめ」
このページではAmazonマスターカードをお得に使うために知っておくとお得な情報をまとめていますので、どうしても長くなっています。
そこで、最後まで読む時間がない方のためにAmazonマスターカードのオススメの方法を簡単に一覧にしてまとめましたので、ざっと知りたい方はこちらを参考にしてくださいね。
- プライム会員としてAmazonサービスを利用している方
- Amazondでの買い物を常にAmazonマスターカードで決済する
- Amazon以外の買い物ではオリコカードザ・ポイントカードでポイントを貯める
- 他の年会費無料でもポイントをためAmazonポイントへ集約して活用する
アマゾンカードはどんなクレジットカードなの?
Amazonマスターカードは、通販事業最大手のAmazon社と三井住友カードが提携して発行しているクレジットカードです。審査はAmazonではなく、三井住友カードが行っています。
Amazonマスターカードには、レギュラーカードとゴールドカードが存在します。
Amazon マスターカードの種類 | 年会費 |
Amazon MasterCardクラシック | 1,250円/年 |
Amazon MasterCardゴールド | 10,800円/年 |
このようにAmazon MasterCardはレギュラーカード、ゴールドカードの2種類から選択して申し込む事ができます。
デザインは配送用のダンボールが描かれており、ひと目で印象付けられるユニークなデザインになっています。国際ブランドは名前の通り、MasterCardのみとなっています。他のブランドは発行されていませんので注意が必要です。
「Amazon MasterCardならばアマゾンで最大2.5%のポイント還元」
Amazonカードの特徴は、やはりショッピングでの還元率の高さです。Amazonが提携して発行しているだけあって、Amazonでのショッピングでは「クラシック」で1.5%、「ゴールド」では2.5%のポイント還元率です。
クラシックの場合はプライム会員ならば、還元率2%まで上がります。還元率2%は10万円の利用で、2,000円分のポイントが戻ってくるという計算になります。少ないと感じる方も多いかもしれませんが、Amazonポイントは使いやすいため、少しずつ積み重ねていくと非常に大きな差になります。
買い物の多くをアマゾンで済ませるという方は、他のカードと比較するとポイントが大幅に変わってきます。また、以前まではギフト券に交換しないと使うことが出来ませんでしたが、改善されました。
Amazonにカードを登録しておくことで、買い物で貯まったポイントは自動的にアマゾンポイントに移行してくれます。この改変のおかげでポイントの移動の手間、期限切れの心配がなくなり、即日買うことができるためとても使いやすいカードに進化しました。
「アマゾン以外ではポイント還元率は低い」
では、そんな「Amazon MasterCard」ですがデメリットはあるのでしょうか?「Amazon MasterCard」のデメリットは良くも悪くもAmazonの専用カードである点と言えます。
このカードは、アマゾン以外ではお得なカードではなく普通レベルのカードです。まず基本還元率ですが、これはAmazon以外の場合は1%となっています。悪くは無いですが、アマゾンポイントに交換できる高還元率カードには劣ります。
次に保険は「クラシック」の場合はショッピング保険以外ありません。そのため、このカードのみで旅行中にケガなどをした場合には、多額の保険料を支払う必要があるため、ショッピング専門にしたほうがいいでしょう。
また、Amazonポイント以外のポイントに変換が一切できません。これがこのカード最大のデメリットと言えるかもしれません。クレジットカードの中には貯めたポイントを他のポイントや商品券に変えることができるものも多いです。
しかし、Amazon MasterCardの場合は対応していないため、ポイントを貯めてAmazon内で買い物をすることは出来ますが、実店舗での利用やマイルへの交換などは難しいのです。アマゾンを利用する以外にも使う場合は、お得感は薄れるかもしれません。
例えば楽天カードなどは、提携店でのポイントアップやマイル、他ポイントへの交換など選択の幅が比較的広く設定されています。これに対しAmazon MasterCardは、アマゾンでの還元率は高いですが、他は特に目立った特徴はありません。
ココがポイント
まさに良くも悪くもアマゾンに特化したクレジットカードと言えるでしょう。利用方法としてはAmazon専用カードとすると非常に真価を発揮します。
アマゾンで使うのは他のカードとどちらがお得なの?
アマゾンは、最大級の通販サイトで利用者数も膨大です。もはやないと困るほどに生活に浸透しています。そんなアマゾンでの買い物がお得になるのは、他のカードも同じでカードによっては、アマゾンのポイントの還元率が増加するものもあります。
前述の通り、Amazon MasterCardはアマゾン専用のクレジットカードと言っても過言ではありません。では、他のクレジットカードと比較した場合はどちらの方が、アマゾンでお得に使えるのでしょうか?
その特徴とメリット、デメリットを比較してみます。
Amazon MasterCardと他のカード比較
アマゾンで買い物がお得になるカードは多くありますが、ポイントという点で考えると代表的なカードとしてはOrico Card THE POINT(オリコカード・ザ・ポイント)とJCB CARD Wの2枚があります。
Orico Card THE POINT(オリコカード・ザ・ポイント)
Orico Card THE POINTはオリコが発行している年会費無料のクレジットカードです。こちらも基本還元率は1%なのですが、Amazonでの利用は常時2%の還元率を誇ります。また、入会後半年間はさらに還元率が上がり3%になります。
電子マネーを2種類つけることができる上に年会費無料のため、非常に作りやすい1枚と言えます。しかし、アマゾンでの還元率を上げるにはオリコモールを経由する必要があり、ポイントもギフト券に交換する必要があります。
非常に使いやすいカードではありますが、モール経由・ギフト券への交換など少し手間がかかる面もあります。また、ポイントの有効期限が1年間のため有効期限は短めです。この点もマイナスポイントでしょう。
JCB CARD W
JCB CARD WはJCBが発行している39歳以下限定の年会費無料の一般カードです。このカードも基本還元率は1%ですが、Amazonでの利用はJCBが運営するポイントサイト「Oki Doki ランド」を経由して買い物をすると還元率は2%になります。
こちらもポイントモールを経由する必要はありますが、還元率は2%まで引き上げることが出来ます。また、JCB CARD W で貯まるOki Dokiポイントは、ギフト券に変える必要はなく1ポイントからアマゾンで使えます。
ギフト券に変える手間なども無い点上に還元率は2%まであがります。また、Oki Dokiポイントはセブンイレブンやスターバックスでもザクザクたまります。他のポイントにも変換することが出来ます。
モール経由という点を差し引いてもアマゾンではお得なクレジットカードと言えるでしょう。
ココがポイント
ポイントモールを経由する必要はありますが、年会費無料で「Amazonマスターカードクラシック」と同等の還元率を持つカードもあります。Amazon以外でもクレジットカードを使う人はこちらのほうがお得です。
Amazon MasterCardはどんな人に向いている?
では、アマゾンカードは実際どんな人に向いているのでしょうか?結論としては「アマゾンでの買い物をする場合のサブカードが欲しい人」です。「Amazon MasterCardゴールド」はアマゾンのヘビーユーザー向けです。
「Amazon MasterCard」はアマゾン特化のクレジットカードです。ポイントの還元率や使い勝手などを考慮するとアマゾンでの買い物が一番真価を発揮します。アマゾンプライムに入会している場合は還元率2%になるため、他のカードで買物をするよりお得になります。
例えば、Amazonゴールドカードを利用する場合は以下のようにポイントがもらえます。
【Amazonゴールドカードの場合】
毎月10,000円Amazonの買い物をした場合
↓
年間12万円の出費
↓
ゴールドカードなら2.5%のポイントで3,000円分のポイントGET
しかし、アマゾン以外での買い物では他のカードの方が便利と言えます。前述のJCB CARD WやOrico Card THE POINTの場合はモール経由のデメリットなどもありますが、カードとしての汎用性はこちらのほうが多いです。
プライム会員以外の場合は、アマゾンカード以外の方がお得になります。反対にアマゾンプライムカードの場合は「Amazon MasterCardゴールド」が年間9万円以上買い物をする場合には還元率2.5%のためお得です。
「Amazon MasterCard」を選ぶ際にはアマゾンでの買い物を計算しつつ、アマゾン専用のサブカードとして作ると他のカードとポイントを合算するなど、便利な使い方も出来ます。
まとめ
ここまで「Amazon MasterCard」に関して紹介してきました。以前よりも大幅に使いやすくなったカードですが、やはりアマゾン以外でも使う分には少し物足りなさを感じる点もあります。
「Amazon MasterCard」を作る際にはアマゾンで、いくら使うかをあらかじめ確認しておくとお得に使うことが出来ます。アマゾンでの買い物が中心でプライム会員の場合は「Amazon MasterCard」の作成をおすすめします。