クレジットカードには、さまざまな系統の企業が発行しているものがあります。中でも、「Amazonマスターカード」や「楽天カード」といったネットショッピング系のクレジットカードは、ポイント還元率の高さなどで大きなメリットがあります。
利用頻度の高いネットショッピング系のクレジットカードを使っていれば、よりお得になること間違いありません。
今回は「Amazonマスターカード」と「楽天カード」の比較を行っていきます。
1.Amazonマスターカードと楽天カードの基本スペックを比較
まずは、Amazonマスターカードと楽天カードの基本的なスペックを表にして比較します。
Amazonマスターカード | 楽天カード | |
---|---|---|
年会費 | 1250円(初年度無料、年1回の利用で翌年も無料) | 無料 |
国際ブランド | mastercard | Visa、JCB、masterecard |
ポイント | Amazonポイント | 楽天スーパーポイント |
ポイント還元率
(Amazon、楽天利用時) |
プライム会員:2%
プライム会員以外:1.5% |
楽天会員+楽天カード利用:3% |
ポイント還元率(上記以外) | 1% | 1% |
電子マネー | iD | 楽天Edy |
カードの種類 | Amazonマスターカードゴールド | 楽天ゴールドカード
楽天プレミアムカード 楽天PINKカード 楽天ANAマイレージクラブカード 楽天カードアカデミー など |
基本的なスペックとしては以上のようになります。
年会費はどちらも無料!大きな違いは?
年会費はどちらのカードも無料といえます。
大きな違いとしては、クレジットカードの国際ブランドについて、Amazonマスターカードが「mastercard」のみであるのに対して、楽天カードは「Visa、JCB、madtercard」から選べます。
JCBは日本の国際ブランドでもあり、この点を重視する人には、楽天カードの方が選択肢が多いといえます。
どこでどう使うとお得に貯まる?ポイント還元率をチェック!
基本的にそれぞれの自社ネットショッピング以外での利用では、還元率1%と同じです。
ただ、AmazonマスターカードをAmazonで、楽天カードを楽天市場で利用する場合、ポイント還元率に違いが出てきます。
Amazonマスターマードは、Amazonでのお買い物でのポイントが最大2%なのに対して、楽天カードで楽天市場を利用した場合は、3%のポイントがついてきます。
また、楽天では、ポイントプログラムが充実しているという強みもあるため、クレジットカードとしてのメリットも大きいといえます。
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2.ポイント関連で比較すると楽天カード>Amazonマスターカード
やはりポイントの貯まりやすさで考えると楽天カードが優れています。楽天の場合、楽天市場だけではなく、楽天トラベルや楽天ブックスなど、ネットショッピング以外のサービスも充実しており、それらの利用でもポイントを貯めることができます。
基本的にAmazonマスターカードは、Amazonでのお買い物のみ、ポイントが貯まりやすくなっているという状態なので、ポイントを貯める範囲で考えても楽天カードが上回っています。
貯めたら使いたい!使い道さまざまな楽天ポイントはやっぱり魅力的
ポイントは貯めるだけではなく、使うことも考えなければいけません。
楽天カードでは、楽天スーパーポイント、Amazonマスターカードでは、Amazonポイントがそれぞれ貯まります。
Amazonポイントの場合、基本的にAmazonでのお買い物でしか利用できません。それでも充分ではあるのですが、楽天スーパーポイントの場合、楽天が運営するサービスのカバー範囲が広いため、さまざまな用途でポイントを消費できます。
例えば、電子マネーの「楽天Edy」にポイントをチャージしたり、スマホ決済の「楽天ペイ」の支払いでポイントを使う、「楽天モバイル」の利用料金をポイントで支払うなど、これだけでもAmazonポイントにはない利便性があります。
もちろんこれらは楽天のサービスを使うことが前提のメリットではあるのですが、サービス全体のカバー範囲の広さに関しては楽天に分があります。
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3.Amazon中心に利用しているならAmazonマスターカード>楽天カード
当然ながら、楽天市場よりもAmazonを中心に利用しているなら、Amazonマスターカードが断然優れています。
楽天カードは、楽天の各種サービスを利用すればするほどお得になるという仕組みでもあるので、楽天市場を全く使わない人ならあまりメリットはありません。
ネットショッピングとしては、Amazonの方が優れている部分は多いですし、Amazonプライムなど、非常に便利なサービスも充実しています。
自分が使っているサービスによって、クレジットカードを選ぶのがベストといえるでしょう。
Amazonプライムを使っているならAmazonマスターカードがおすすめ
Amazonには、Amazonプライムという絶対的な強みがあります。
「プライム便」や「Amazonプライムビデオ」などのサービスを利用できます。
Amazonプライムを利用しているのであれば、楽天カードよりもAmazonマスターカードがおすすめです。
Amazonプライム会員であれば、Amazonマスターカードの還元率は2%になりますし、ゴールドカードの場合、プライム特典が使い放題になります。
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4.使い分けが最強?Amazonマスターカードと楽天カードをどっちも使う
Amazonマスターカードと楽天カード、それぞれ長所があります。
効率的に使うのであれば、両方のクレジットカードを発行して、利用するサービスごとに使い分けるというのもお得です。
どっちもポイント還元率が比較的高いクレジットカードではあるので、Amazonを使うときはAmazonマスターカード、楽天を使うときは楽天カードといったような使い分けが効果的です。
どちらも年会費は無料ですし、その方がAmazonポイントも楽天ポイントも効率的に貯めることができます。
Amazonと楽天をどっちも利用しているという人であれば、両方持って使い分けるというのがベストです。
5.まとめ
Amazonマスターカードと楽天カード、ネットショッピング事業を展開している企業が発行するクレジットカードを比較していきました。
ただ、それぞれの特徴として、ポイントプログラムが充実している「楽天カード」、Amazonプライムなど魅力的なサービスがある「Amazonマスターカード」というのは押さえておくべきでしょう。
頻度高く使っているサービスの方のクレジットカードを持つのもいいですし、どちらもサービスも利用するなら、どっちも持って使い分ける方がお得です。
還元率で選ぶなら、最有力候補として挙げる2つクレジットカード、生活スタイルに合わせて、利用してみてください。