「Amazonで結構買い物するならAmazonカードのほうがいい」
このようなことが言われていますし、確かにAmazonでの買物額によってはAmazonカードを作ったほうがいい場合もあります。
しかし、
- Amazonカードはどちらを作ったらいいのかわからない
- それぞれのAmazonカードの特徴を知りたい
という方も多いと思います。
そこで、この記事ではAmazonマスタークラシックカードとマスターゴールドカードを簡単に比較していきます。
Amazonカードの特徴からお得にする方法、弱点の部分まで解説します。
Amazonカードを作ろうと考えている方は是非とも参考にしてみてくださいね。
Amazonマスターゴールドとクラシックカードを比較!
Amazonのヘビーユーザーなら断然Amazonマスターゴールド!
比較項目 | アマゾンマスター ゴールド |
アマゾンマスター クラシック |
---|---|---|
PT | 1.5~2.0% プライム加入時 |
2.5% |
年会費 | 1,080円 (年1回利用で無料) |
10,800円 (割引後4,320円) |
特典 | なし | アマゾンプライム 保険、ラウンジ |
Amazonのヘビーユーザーならば、断然Amazonマスターゴールドカードの方がお得です。
クラシックカードと比較すると、まず大きな点としてはポイントの還元率が違います。
Amazonマスタークラシックは還元率2%に対して、ゴールドカードは2.5%の還元率まであがります。
0.5%の違いですが、年間数万円単位でAmazonを使って買い物をされる方にとっては非常に大きな違いとなるでしょう。
また、Amazonプライムが特典として付帯されるのが非常に嬉しいですね。
通常のクラシックカードの場合は、年1回以上利用で年会費は無料になりますが、Amazonプライムは特典としては付きません。
年間3,900円を支払う必要があります。
この点もAmazonのヘビーユーザーとしては注目したいポイントと言えます。
主にAmazonゴールドカードとクラシックカードのショッピング面に着目した場合にお得な点は以下のとおりです。
- ポイントの還元率がAmazonゴールドカードは2.5%
- カード特典としてAmazonゴールドにはAmazonプライム(年間3,900円)が付く
Amazonマスターゴールドは年間8万4,000円以上買い物しないと損!
Amazonのヘビーユーザーには嬉しい特典があるAmazonマスターゴールドですが、ではどこからがお得なのでしょうか?
それは、年間8万4,000円以上Amazonで買い物をする人にはお得なカードと言えます。
理由としては、年会費の問題があるからなのです。Amazonマスタークラシックは年会費1,080円なのに対して、マスターゴールドは10,800円かかります。
さらにクラシックの場合は年1回の利用で無料になるため、実質年会費は無料です。
「年会費1万円は高い…」と思う方が多いと思いますが、実質年会費で考えるとそこまで変わらないのです。
割引比較 | クラシック (Prime加入想定) |
ゴールド |
---|---|---|
年会費 | 1,080円 年1回利用で無料 |
10,800円 |
マイ・ペイすリボ | なし | -5,400円 |
Web明細 | なし | -1080円 |
AmazonPrime | 付帯なし (+3,900円) |
付帯あり (-3,900円) |
実質年会費 | 3,900円 | 420~4,320円 |
Amazonプライムを使うことを考慮した場合は、「マイ・ペイすリボ」を登録してリボ払い専用にするとさらに年会費は割引されて実質420円まで下がります。
「マイ・ペイすリボ」の説明は下記の動画で分かりやすく解説しています。
ただし、Amazonで頻繁に買い物をされない場合はクラシックカードの方がいいでしょう。
実質年会費420円をペイするには、年間で8万4,000円分の買い物をAmazonでする必要があります。
クラシックカードとゴールドカードは、プライム加入時のポイント差は0.5%です。
つまり、420/0.5%=84,000円ということになります。
年会費をここまで下げて年間8万4,000円の買い物をする方の場合はAmazonマスターゴールドの方がお得です。
年間のAmazonでどの程度買い物をするかによってお得な条件が異なりますので注意が必要です。
Amazonゴールドカードは安くゴールドカードのサービスを利用できる
Amazonマスタークラシックとの大きな違いとして年会費を抑えつつ、ゴールドカードのサービスを受けることが出来る点です。
前述のように割引を最大限活用すれば、実質420円でゴールドカードを持つことが出来ます。
通常のゴールドカードは年会費10,000円前後ですので、実質年会費で比較するとお得と言えるでしょう。そんなAmazonマスターゴールドが受けとれるゴールド特典は以下のとおりです。
- 空港のラウンジ無料
- 旅行傷害保険付帯
空港のラウンジは国内の主要空港のラウンジをカード提示すると無料で使うことが出来ます。
空港での出発時間に余裕がある時にロビーで待つよりも、ゆったりとしたラウンジでコーヒーなどを飲みながら時間に追われることなく待つことができます。
通常は1回1,000円前後かかりますが、ゴールドカードを持っている方ならば無料で使うことが出来るため年間1回以上空港で待ち時間があり、ラウンジを使うかもしれない方にはお得なサービスです。
旅行傷害保険は、旅行先で怪我や病気になった際にカードに付帯されている保険で対応できる制度です。
国内ならまだしも海外で怪我や病気になった場合は、数十万円治療費がかかることも珍しくありません。
そんな時に保険があれば、万が一病気になって入院しても高い治療費を自腹で払うなんてことにはなりません。カードの保険でカバーができます。
このAmazonマスターゴールドカードは自動付帯なので、持っているだけで保険が適応されるのも嬉しい点です。
Amazonマスタークラシックの場合はショッピング保険が100万円のみで、その他の保険は一切付帯されていません。
Amazonマスターゴールドはショッピング保険も300万円付帯されているので、この点に関しても安心です。
ライトユーザーならAmazonマスタークラシックで十分
Amazonマスターゴールドの場合は、高い還元率にAmazonプライム、保険・ラウンジなど有効なサービスがいくつかあります。
そのメリットを活かすには年会費を通常通りに払うか、リボ払い登録などをして年間8万円の買い物をする必要があります。
まず、Amazonプライムを利用しないで、年間数回程度Amazonで買い物をする方の場合Amazonカードは必要ないでしょう。
Amazonでの買い物が年間数万円の場合は年会費無料のクラシックカードでポイントを貯めたほうがお得です。
このようにライトユーザーの場合はAmazonゴールドにする必要はほぼありません。
Amazonプライムが無料でついてくるのは確かにゴールドカードの魅力ですが、年会費を回収するのには年間8万円は少し条件として厳しいです。
また、年会費を大幅に下げるにはリボ払い登録をしないといけないのが、マイナスポイントです。
確かに「マイ・ペイすリボ」に登録して1回あたりの支払い金額を増やし、実質1回払い専用カードにすると年会費を下げられます。
ただし、正直この方法は全くおすすめ出来ません。
安易にリボ払いに登録してしまった場合に思わぬ落とし穴にハマってしまうこともあり、年会費以上にリボ払いの金利を負担しなくてはいけなくなります。
金利が膨れ上がって借金地獄では目も当てられません。
理論上は420円まで下がりますが、あえてリボ払い専用にして使いづらい設定にするなら年会費を普通に払ったほうがいいでしょう。
このようなことから、Amazonプライムを活用する方でも年間数万円単位ならばAmazonクラシックカードの方がお得に使えることが多いです。
Amazonゴールドカードは、カード特典が他のカードと比べてお得とは言えない
「でもAmazonゴールドは保険やラウンジサービスが付いているよね?」とお思いの方も多いと思います。
確かにAmazonゴールドの場合は空港のラウンジサービスに加えて、旅行保険も付帯されています。
この点はAmazonクラシックが、年会費がかかるカードの割には劣っています。
しかし、ゴールドカードという枠組みで見た場合はAmazonゴールドもお得は言えません。
ラウンジや保険に関しては他のゴールドカードも付帯されています。
それ以外の特典はAmazonプライムが付くだけです。では、他のカードと簡単に比較した場合はどうかと言えば、以下のとおりです。
- 「エポスゴールドカード」:1万店舗以上の割引優待
- 「楽天ゴールドカード」:楽天グループはもちろん海外旅行でお得になるサービスが豊富
- 『アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード』:旅行・買い物でお得なサービス満載
このようにゴールド会員特典に加えて独自のサービスが非常に豊富なのが、ゴールドカードですがAmazonマスターゴールドはこの点が弱いです。
Amazonクラシックに関しても還元率・保険・ポイントの交換先などに関しても他のカードに加えて物足りなさを感じます。
- 「エポスカード」:割引優待に加えて保険が自動付帯で年会費無料
- 「JCB CARD W」:モール経由でAmazonでの還元率2% 年会費無料
- 「楽天カード」:保険あり、ポイントの交換先も豊富
このようにAmazonクラシックに関してもカード自体の魅力に少し物足りなさを感じます。
ただ、Amazonで買い物を比較的多い人には持っていても損はしない1枚です。
クラシックの場合はもう1枚他のサイトで活用するようにカードを持っておくのがおすすめです。
まとめ
今回はAmazonマスターゴールドカードとクラシックカードを比較して検討してみました。
年間8万円以上使う方はマスターゴールドを持っておくとお得になりますが、それ以外の方はクラシックカードか他のカードの方がいいでしょう。
Amazonをよく使うからAmazonカードを作るのが1番ということはありません。
クレジットカードは買い物以外にも着目したいポイントがいくつかあります。
また、ゴールドカードを作る場合でもリボ払い専用カードにするのはおすすめしません。
わざと使いにくくしてまで、年会費を下げても大きなメリットはこのカードにはありません。
ヘビーユーザーならば、Amazonで買い物をしていれば回収できる程度の年会費設定です。
今回はあくまでも下げれば420円まで、年会費を下げられることを説明しました。
けれども、まずは年会費を考えるよりもどの程度自分が、Amazonで買い物をするか簡単に計算してみると、自分に最適なカードが見つかるかもしれませんよ。