各クレジットカード会社は、キャッシュレス決済促進のために、色々なキャンペーンを実施しています。
キャッシュレスのキャンペーンは、月ごとにどんどん新しくなっていくため、常に最新の情報を確認する必要があります。
今回の記事では、各クレジットカード会社が実施しているキャッシュレスキャンペーンを比較しながらご紹介いたします。
また、各キャンペーンごとの注意点もあわせてご紹介していきます。
キャッシュレスキャンペーンは今までの傾向上、期間が延長されたり、第二弾が開始したりするなど、常に新しくなっていきます。
このサイトと公式サイトの両方で、常に最新の情報を確認しておくことをおすすめします。
既に該当クレジットカードをお持ちの方はもちろん、今後新たに発行を検討されている方も参考にしてみてください。
こんな方におすすめ
- お得に利用できるキャッシュレス決済方法を探している
- 色々なキャッシュレスキャンペーンをまとめて比較したい
- 新たにクレジットカードの発行を検討している
要エントリー!楽天ペイでどこでも最大5%還元キャッシュレス・クレジットカードキャンペーン
(画像は公式サイトより引用)
楽天ペイを利用できるすべての店舗で、最大5%還元のキャンペーンを実施しています。
エントリーが必須のキャンペーンですので、公式サイトから早めに済ませておきましょう。
- キャンペーン期間:2020年1月1日~2020年3月2日(9:59まで)
- エントリー期間:2019年12月4日~2020年3月2日(9:59まで)
対象店舗で楽天ペイ利用を利用すると、5%還元
楽天ペイのキャッシュレスキャンペーンの利用方法は以下の流れとなります。
- 公式サイトからエントリー
- 利用可能な店舗で楽天ペイを使って支払う
- 後日、楽天スーパーポイント/期間限定ポイントの付与
キャンペーンの対象は、楽天ペイを利用できるすべての店舗です。
他のキャッシュレスキャンペーンのように、利用できる店舗に制約がないのはメリットといえますね。
楽天ペイを利用可能な全店舗は、こちらから検索することが可能です。
コンビニやドラッグストアをはじめ、身近な飲食チェーンなどかなり多くの店舗が対象となっています。
消費者還元事業のポイント還元プログラムとは重複キャッシュバックできない
現在、日本中の中小企業やフランチャイズチェーンの対象店舗で、消費者還元事業のポイント還元プログラムというキャンペーンが実施されています。
登録済みのお店や事業の種類に応じて、キャッシュレス決済の際に2%~5%分のポイントを付与するというキャンペーンです。
-
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楽天ペイの5%還元キャンペーンは、消費者還元事業のポイント還元プログラムとは重複してキャッシュバックされません。
消費者還元事業 | 消費者還元事業からポイント還元 | 楽天ペイからの還元 | 合計還元額 | |
---|---|---|---|---|
登録店舗 | フランチャイズコンビニ等 | 2% | 3% | 5% |
個人商店等 | 5% | 0% | 5% | |
非登録店舗 | 0% | 5% | 5% |
こちらの表のように、還元額は消費者還元事業と楽天ペイの両方を合わせて5%になるように調整されています。
還元上限額はキャンペーン中に2,000ポイントまで
楽天ペイのキャッシュレス還元キャンペーンの上限額は、キャンペーン期間中ひとりあたり2,000ポイントまでとなります。
楽天ペイでの還元ポイントは期間限定ポイントとして扱われます。
付与のタイミング及びポイントの有効期限は以下の通りです。
- キャンペーンポイント付与タイミング:2020年3月末頃
- キャンペーンポイントの有効期限:2020年4月30日
有効期限は約1か月間と非常に短いため、付与されたら早めに使ってしまうのをおすすめします。
クレジットカードで楽天Payにチャージする場合は、楽天カードがおすすめ
楽天ペイを使って支払いをする際は、楽天カードでのチャージがおすすめです。
楽天カードを使ってチャージをすれば、チャージ額の1%の楽天スーパーポイントが貯まりますので、最大で6%のポイントが貯まります。
-
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楽天カードは通常還元率が1%である上、様々なポイントキャンペーンが頻繁に行われているため、かなりポイントをためやすいクレジットカードと言えます。
楽天ペイのキャッシュバックキャンペーンに参加する場合は、是非楽天カードでチャージしておきましょう。
還元率はキャッシュレス決済内でダントツ!PayPayの残高支払で40%キャッシュバック
(画像は公式サイトより引用)
続いてご紹介するのが、PayPayのキャッシュバックキャンペーンです。
もはやキャッシュレス決済の定番ともいえるPayPayですが、様々なキャンペーンを月ごとに実施しています。
今回のキャンペーン期間は以下の通りで、特にエントリー等の必要はありません。
- キャンペーン期間:2020年2月1日~2020年2月29日
さらに特筆すべきは、キャンペーンの還元率の高さです。
対象の店舗でのPayPay残高支払で、40%分のPayPayボーナス還元
今回のキャンペーンでは、対象店舗でPayPay残高支払をすると、40%還元されるというキャンペーンです。
他のキャッシュレスキャンペーンの追随を許さない、驚きの還元率ですね。
キャンペーンに参加する流れは以下のようになります。
- 対象店舗でPayPayの残高支払
- 後日PayPayボーナスが付与される
22軒の飲食店等がキャッシュレスキャンペーンの対象
2月のPayPayのキャンペーン対象店舗は以下の通りです。
キャンペーン参加企業 | キャンペーン対象店舗 |
---|---|
株式会社サンマルクカフェ | サンマルクカフェ |
株式会社 すき家本部 | すき家 |
日本コカ・コーラ株式会社 | Coke ON |
株式会社ハイデイ日高 | 日高屋、中華一番、来来軒、らーめん日高、ちゃんぽん 菜ノ宮 |
株式会社はなまる | はなまるうどん、うまげな、さぬき麺屋、つるさく |
B-R サーティワン アイスクリーム株式会社 | サーティワン アイスクリーム |
株式会社松屋フーズホールディングス | 松屋、松のや、松乃家、チキン亭、マイカリー食堂、ヽ松(てんまつ)、松そば、ステーキ屋松 |
株式会社吉野家 | 吉野屋 |
気軽に利用できる飲食店が、今回のキャンペーン対象であることが分かりますね。
なお、今回のキャンペーン対象店舗は消費者還元事業の対象外店舗が選ばれています。
そのため、消費者還元事業のポイント還元との併用はできません。
還元上限額は1回につき500円/ キャンペーン中に1,500円までとやや低め
驚異の還元率を誇るPayPayのキャンペーンですが、還元上限が低いのがデメリットです。
- 1回あたりの還元上限:500円(1,250円決済相当)
- キャンペーン中の還元上限:1,500円(3,750円決済相当)
とはいえ、今回のキャンペーン対象店舗の多くは単価が安く、1~2人で利用する場合は1回あたりの上限額はそこまで気にしなくてもいいかもしれませんね。
今回のキャンペーンによるキャッシュバックは、支払日翌日の30日後にPayPayボーナスで行われます。
Yahoo!プレミアム会員なら還元率が50%に上昇
さらに今回のキャンペーンは、Yahoo!プレミアム会員の場合、還元率が50%に上昇します。
Yahoo!プレミアム会員とは
月額462円(税抜)を支払うことで、ボーナスポイントやキャンペーンでの優遇を受けられる有料登録制度。
Y!mobileおよびソフトバンクユーザーは、月額料金不要で利用可能。
今回のPayPayでのキャンペーン優遇や、Yahoo!ショッピングでのボーナスポイント付与など、いろいろな特典を受けられます。
筆者も月に2回ほどYahoo!ショッピングを利用することがあり、PayPayも頻繁に使っていますので、Yahoo!プレミアム会員に登録済みです。
PayPayやYahoo!ショッピングを日常的に利用される方は、登録しておいて損はないかもしれませんね。
注意ポイント
Yahoo!プレミアム会員の場合、キャンペーンで還元率は50%まで上がりますが、還元上限額は変わりません。
(500円/1回・1500円/キャンペーン中)
Yahoo!カードでPayPay残高にチャージは可能だが、クレジットカードポイント付与対象外に改悪
楽天ペイと同様に、PayPayの残高にチャージをする際にはクレジットカードを使うことが可能です。
しかし、2020年2月1日から、PayPay残高にYahoo!カードでチャージした際のクレジットカードポイントが付与対象外となりました。
今後はYahoo!カードでPayPay残高にチャージをするのは、メリットもデメリットもなくなってしまったということになりますね。
なお、別のクレジットカードでもPayPay残高にチャージ可能なものもありますが、現状ではそれらもクレジットカードポイントの付与対象外です。
JCBのクレジットカード・キャッシュレスキャンペーンは、過去の超強力なものと比べるとかなり寂しい
(画像は公式サイトより引用)
続いてキャッシュレスキャンペーンを行なっているJCBを見てみましょう。
結論から言ってしまうと、他のクレジットカード会社のキャンペーンと比べると正直かなり寂しい印象です。
- キャンペーン期間:2020年2月1日~2020年2月29日
フレッシュネスバーガーでクーポン提示&支払方法をクイックペイ指定でクラシックチーズバーガーが半額
フレッシュネスバーガーでJCBカードを紐づけたクイックペイで支払いを行なうと、クラシックチーズバーガーが半額で購入できるというキャンペーンです。(通常600円→300円)
キャンペーンの利用の流れは以下の通りです。
- 公式サイトのクーポンを提示
- JCBカードを紐づけたクイックペイで支払う
- その場で300円の値引き
他のクレジットカード・キャッシュレスキャンペーンとは異なり、その場での値引きとなります。
後日ポイント付与等での対応ではないため、実際に支払う金額が半額になっているかをしっかり確認しておきましょう。
幸いにも割引上限額はありませんが、クラシックチーズバーガーを何個も購入するというのはあまり現実的ではありませんね。
以前はJCBカードのクイックペイ支払いで、どこでも20%還元のキャンペーンを実施していた
過去にJCBは、JCBの対象クレジットカードを紐づけたクイックペイで支払うと、どこでも20%還元キャンペーンを行なっていました。
過去のキャンペーン
- クイックペイでの支払いで20%現金還元(上限還元額:10,000円/1枚)
- 複数のクレジットカードでキャンペーン参加可能
筆者は対象のクレジットカードを2枚保有していたため、それぞれのカードでキャンペーンに参加しました。
現在のJCBのキャンペーンはもちろん、他のクレジットカード会社のキャンペーンとも比べものにならないほどお得なものでした。
今後、これほどにお得なキャンペーンが連発するかというと、その可能性は正直低いのではないかと筆者は考えています。
そのため、現状で利用できるキャンペーンを一通りしっかり利用しておくのがお得にキャッシュレス決済を行う方法と言えるでしょう。
要エントリー!dカードのお支払割が適用中のユーザーは、最大10%のキャッシュレスキャンペーン実施中
(画像は公式サイトより引用)
最後にご紹介するのが、dカードで実施中のキャッシュレスキャンペーンです。
エントリーが必須なうえ、他のキャッシュレスキャンペーンと異なり、条件がやや複雑ですのでしっかり確認しておきましょう。
- キャンペーン期間:2019年10月1日~2020年3月31日
消費者事業還元の5%とdカードのポイント付与で、最大実質10%のキャッシュバック
dカードユーザーの中で、dカードのお支払割が適用されている方は、期間中5%のポイント還元を受けられます。
キャンペーンに参加する流れは以下のようになります。
- 公式サイトからエントリー
- dカードで決済 (iD支払・ドコモのケータイ料金はキャンペーン対象外)
- 後日5%ポイント還元(通常ポイント1%+期間・用途限定dポイント4%)
このキャンペーンで還元されるポイントは、期間・用途限定のdポイントです。
有効期限は進呈から6か月間ですので、楽天の期間限定ポイントのようにそこまで急いで使う必要はないかもしれませんね。
また、dカードのキャンペーンは消費者事業還元と併用が可能です。
-
dカード/dカードGOLDの「キャッシュレス」によるポイント還元率を知ろう
遂に2019年10月より、国が行うキャッシュレス・ポイント還元の事業がスタートしました。 消費税増税に伴って開始された事業ですが、お店など至る所で「ポイント還元」をうたったポスターが目立つように貼って ...
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消費者事業還元と今回のdカードキャンペーンでは、キャッシュバック方法が異なります。
それぞれのキャッシュバック方法を確認しておきましょう。
- 消費者事業還元:利用料金の2~5%分を請求時に値引き
- dカードキャッシュレスキャンペーン:1%の通常ポイント+4%の期間・用途限定dポイント
キャンペーンdポイントは毎月2,000ポイントが還元上限
dカードのキャッシュレスキャンペーンにおける期間・用途限定dポイントの還元上限額は、毎月2,000ポイントまでです。
これは、50,000円までのdカード決済分に相当します。
それ以上の決済に対しては、通常のdポイント(1%)のみ付与されます。
ポイントは利用月の翌月末に付与されます。
dカードのお支払割が適用される条件
今回、このキャンペーンに参加する条件として、dカードのお支払割が適用されている必要があります。
お支払割とは
以下のいずれかのプランでドコモのケータイを契約し、支払方法にdカードを設定することで、2年定期契約と同額まで割引を受けられる制度。
- ギガホ(定期契約なし)
- ギガライト(定期契約なし)
- ケータイプラン(定期契約なし)
ケータイの2年縛りという制約を緩和するための割引制度ということですね。
指定のプランでドコモのケータイを契約しており、dカードで料金を支払っている場合が今回のキャンペーン参加条件ということになります。
まとめ
各クレジットカード会社は、キャッシュレス決済を促進するためにさまざまなキャンペーンを打ち出しています。
今回のキャンペーンに限った話ではありませんが、キャンペーンに参加する際は以下の点をしっかり確認するようにしましょう。
- エントリーの要否
- 還元方法(現金値引きorポイント還元)
- 還元上限額
- 対象の支払方法(カード払いorスマホ決済など)
2020年6月までは消費者還元事業によるポイント還元を受けることも可能です。
また、今後も各クレジットカード会社は月ごとにいろいろなキャンペーンを実施することが予測されます。
キャンペーンごとにエントリーの要否や還元額はことなります。
今回の記事でご紹介したポイントの二重取り等を活用しながら、お得にキャンペーンを活用してみてください。