オリコカードザポイントは、カード利用でたまるオリコポイントの還元率が1.0%以上。100円のカード利用で1円分のポイントが貯まります。
しかも年会費無料で、非常にコストパフォーマンスのいいクレジットカードです。
せっかくの高い還元率を、さらに伸ばす方法があります。
クレジットカードと相性がいいのが、電子マネーです。
世間に数ある電子マネーと、オリコカードザポイントとを組み合わせることで、もっとポイントが貯められます。
クレジットカードをもっと使おう
できる限り支払いをクレジットカードにすると、ポイントがさらにたまるだけでなく、家計の把握がしやすくなる利点もあります。
光熱費、通信費、保険料などもそうですが、ちょっとした買い物の際の電子マネーも活用しましょう。
コンビニ等で、オリコカードザポイント本体を出して決済してもいいのですが、電子マネー、特にスマートフォンで決済するとスマートです。
電子マネーで、ポイントがさらに多く貯まれば嬉しいものでしょう。
もちろん、無駄使いするようだと意味がありませんのでその点は気を付けましょう。
オリコカードザポイントと電子マネーの相性は?
現代社会で電子マネーは大変便利なアイテムです。
ただ、数ある電子マネーの中には、系列のクレジットカードとの組み合わせでないとフルスペックにならないものもあります。
QRコード決済アプリも含めて、オリコカードザポイントと相性のいい電子マネーを探してみましょう。
相性の良さ(還元率の高さ)は☆で表します。5が満点です。
PayPay利用時の還元率
オリコカードザポイントでの還元率☆☆☆☆☆
Paypayは、QRコード決済の代表格で、スマートフォンで使います。実質的には電子マネーといえます。
Paypayは、クレジットカードのYahoo!カードと組み合わせて使えば、プリペイド型の電子マネーとして使えます。
それ以外のクレジットカード(現在はVISA、Mastercard限定)もPaypayにセットできますが、その場合はポストペイ型の電子マネーとして機能します。
Paypayで決済すると、オリコカードザポイントで同時に決済されるわけです。この場合、オリコの通常のポイントとして1.0%が付きます。
それだけではなく、Paypay利用によりポイント(Paypay残高)が0.5%付きます。
ですから合計1.5%。オリコカードザポイント内蔵のiDやQUICPayよりも高い還元率ということになります(プレミアムゴールド以上を除く)。
オリコとPaypayとは、別に提携しているわけではないのですが、思わぬところで最強の組み合わせが登場していました。
なお、今後もこの付与率に変更はないでしょう。オリコが、Paypay利用時にオリコポイントを付けなくする理由はないからです。
楽天ペイ利用時の還元率
オリコカードザポイントでの還元率☆☆☆☆☆
楽天ペイもPaypayと同じくQRコード決済アプリで、スマートフォンで利用します。
Paypayではまだ実施していない、ECサイトでの決済にもすでに対応しています。
楽天ペイは、クレジットカードの支払をアプリでおこなう仕組みで、機能としてはポストペイ型電子マネーとなります。
オリコカードザポイントの場合、問題なく楽天ペイにセットできます。
オリコカードザポイントをセットした楽天ペイで支払いをすると、オリコポイント以外に、楽天スーパーポイントが0.5%付与されます。
Paypayと同じく、ポイント還元率1.5%となります。アプリを挟むだけでポイントが5割増しになるわけです。
iDとQUICPay利用時の還元率
オリコカードザポイントでの還元率☆☆☆☆
オリコカードザポイントには、ポストペイ型電子マネーのiDとQUICPayが内蔵されています。
この2種類の電子マネーは、加盟店が非常に多いので、使えるシーンが多いです。
ポストペイ型は、チャージのいらない電子マネーです。電子マネーを決済すると同時に、クレジットカードとしても決済されます。
オリコポイントも、カード本体で決済する場合と、基本同一の付与率となります(プレミアムゴールド以上の上級カードの場合、カード本体の決済よりさらに0.5%優遇)。
実質的にクレジットカードの決済なのに、非常に手軽に使えるのがiD、QUICPayの特徴です。
カード本体を読み取り端末にタッチするだけで決済が終わります。さらに本体だけでなくスマートフォンアプリでも、この2種類の電子マネーが使えます。
Apple Payの場合、オリコカードザポイントはQUICPayとして登録されますので、iDは使えません。
モバイルSuica利用時の還元率
オリコカードザポイントでの還元率☆☆☆☆
Suicaは全国の電車に乗るだけにとどまらず、系列を問わずコンビニ等を網羅している、プリペイド型電子マネーです。
各地方に交通系電子マネーがありますが、スマートフォンで使えるのはJR東日本系のモバイルSuicaだけです。
モバイルSuicaなら、クレジットカードからチャージができます。
定期券は仕方ないですが、それ以外の交通利用、電子マネー利用のために、全国どこにお住まいでもモバイルSuicaを使うのがお勧めです。
現在、モバイルSuicaは基本的に年会費として税込1,030円掛かります。ですが、Apple PayまたはGoogle PayでモバイルSuicaを使うと年会費無料ですので、多くのオリコカードユーザーは、モバイルSuicaを無料で始めることができます。
(2020年2月からは、モバイルSuicaはすべて年会費無料となる予定です)
さてSuicaの場合、基本的には利用によって付与されるポイントはありません。
Suicaにチャージする際、クレジットカードのポイントが付与されます。
オリコカードザポイントからモバイルSuicaにチャージすると、1.0%と高率でポイントが貯まります。
ビューカードの1.5%にはかないませんが、かなり高い数字です。
Suicaをたくさん使えば、チャージのたびにオリコポイントが貯まるのです。
nanaco利用時の還元率
オリコカードザポイントでの還元率☆☆☆
nanacoはセブン&アイ系の電子マネーです。モバイルで利用できます。
オリコカードザポイントからチャージはできますが、チャージの際にポイントは付きません。
nanacoの利用によるポイント付与も、2019年7月以降は、楽天Edyと同じく0.5%です。
2019年6月までは1.0%なので大きく下がることになります。
オリコカードザポイントとの相性はそれほどよくはありません。使える店舗が限られる点もマイナスです。
ですが、nanacoを使うメリットはあります。貯まったオリコポイントを、nanacoのチャージに等価で移行できるためです。
この使い方に限っていうなら、貯まったポイントがさらにポイントを生むので、効率的です。
楽天Edy利用時の還元率
オリコカードザポイントでの還元率☆☆
楽天Edyは、チェーン店舗の系列をあまり問わず、多くの店舗で使える電子マネーです。スマートフォンでも使えます。
楽天Edyにも、オリコカードザポイントからチャージができます。ただこの際、nanacoと同様にオリコポイントが付きません。
ポイントが付くのは楽天Edyを利用したときです。この際に付くポイントは、200円利用につき1円分の、楽天スーパーポイントです。
還元率0.5%ですので、オリコカードザポイントとの相性がいいとは言えません。
ただしチャージによらない使い方もあります。
オリコポイントを楽天スーパーポイントに等価交換して、これを楽天Edyで使えます。
この方法なら、損はしません。ただし、楽天スーパーポイントは楽天Edy以外の方法でも会計に使えるので、楽天Edyの機能としては評価しづらいところです。
WAONはオリコカードとは組み合わせられない
オリコカードザポイントでの還元率:番外
イオン系の電子マネー、WAONには、オリコカードザポイントからはチャージ不可です。
イオン系店舗については、ライトユーザーならポイント1%還元となるiD、QUICPay、Suicaのほうが有利でしょう。
まとめ
Paypay、楽天ペイというQRコード決済アプリにセットして使うのが、オリコカードザポイントと電子マネーの最高のコンビネーションという結果が出ました。
スマートフォンで決済するときは、まずQRコード決済が使えるかどうか確かめましょう。
ポイント還元率1.5%となります。アプリの力でもありますが、オリコカードザポイントがもともとポイント還元率が高いことで、実力を最大に発揮できたわけです。
ただし、プレミアムゴールド等の上級カードの場合は、ポイント優遇のあるiD、QUICPayのほうが、ポイントが集約できるので、よりいいでしょう。
モバイルSuicaも、なかなか還元率が高く便利です。