オリコカードザポイント

オリコカードザプラチナはステイタスだけ?海外旅行好きには実益があるカード

2019年4月21日

オリコのクレジットカードは多彩なラインナップを誇ります。

年会費無料の「オリコカードザポイント」などが人気ですが、グレードの高いカードについてはどうでしょう。

オリコカードの最上級カード、年会費税込2万円の「オリコカードザプラチナ」について、その実力を見ていきます。

海外旅行に年1回行く人ならば、決して年会費が高いとは感じないカードです。

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オリコカードザプラチナの審査は難しい?

オリコカードザプラチナは、オリコのラインナップでは最上級のカードです。

オリコの場合、ゴールドカードも数種類がありますが、プラチナカードは「ザプラチナ」ただ一種だけ。

プラチナカードというと、ゴールドカードで利用実績を積んでインビテーションを待つタイプのものが多いのですが、このカードは一般申込が可能です。

国際ブランドは「MasteCard」のみです。全世界で通用します。

プラチナカードはゴールドの上

クレジットカードのグレードはさまざまです。

オリコカードザポイントなど、年会費無料のクレジットカードは、スタンダードクラスに入ります。

その上のグレードには、オリコの「プレミアムゴールド」もそうですが、年会費2千円程度の格安ゴールドカードがあります。

さらに年会費が1万円~3万円程度の、一般的なゴールドカードがあります。オリコのラインナップだと「ザゴールド」が該当します。

プラチナカードはその上のクラスですから、ステイタスはあると言っていいでしょう。

プラチナカードにはコンシェルジュサービスがあって、顧客のわがままに最大限応えてくれます。

オリコカードザプラチナの審査難易度

ゴールドの上、ザプラチナは、審査難易度が高そうだと思う人も多いでしょう。

ですが、口コミを見る限り、それほどでもありません。落ちたという人が極めて少ないのです。

過去にカード代金滞納を起こしているようなこともなく、カード利用実績(オリコであればベスト。ただし他のカードでもいい)がしっかりある方であれば、審査に通っています。

アルバイトでも持てるとまではいえませんが、正社員で普通に働いている人にはハードルが低めのプラチナです。

オリコカードザプラチナのステイタス

一般的には、ダイナースや、アメリカンエキスプレスなどのカードが、最もステイタスが上級とされています。

次に、三井住友VISAや、JCB(オリジナル)など、銀行系のカードが格上とされます。

オリコカードは信販系のカードなので、銀行系の下ですが、「流通系」のカードよりは上です。

以上を考えると、オリコカードザプラチナを持っているからといって、人から羨ましがられるとは限らないかもしれません。

ですが、年会費分の実益があると知れば、どうでしょう。

オリコカードザプラチナの実力を見ていきましょう。

オリコカードザプラチナの実力は?

プラチナカードのコンシェルジュサービスはプラチナカードの肝と言えるものです。

例えば海外に行ってから現地ツアーを組んでもらったり、コンサートのチケットを手配してもらったりと、コンシェルジュサービスを使いこなすとカードの価値は高くなります。

オリコカードザプラチナの年会費は税込2万円と、5万円程度のものが多いプラチナカードの中では安いものですが、それでも元が取れるでしょうか?

コンシェルジュのような、お金で測りづらいサービスではなく、もっと日常の使い方で2万円の年会費を取り返せることを見ていきます。

ザプラチナは家族カードが3枚まで年会費無料

オリコカードザプラチナは、家族カードを3枚年会費無料で発行してもらえます。

プラチナカードの場合、家族カード1枚無料のものは多いですが、3枚まで無料というのは、あまりありません。

家族4人でこのカードを使えば、実質年会費は5,000円ということになります。

もしこのパターンなら、年会費は取り返したも同然です。ただし、多くのケースである、夫と妻が1枚持つ前提で、年会費を取り返せるかどうかを以下見ていきます。

ポイント加算は?

「ザプラチナ」のメリットは、誕生月のポイント倍増です。

もともと高いオリコカードのポイント還元率(1.0%)が、誕生月に2.0%となります。

誕生月に50万円の買い物をする人であれば、誕生月のポイント還元は実に1万円相当となります。

通常ポイントとの差額が5千円なので、高い年会費の元は、誕生月だけである程度取り返せるでしょう。

また、カード内蔵の2種類の電子マネー、iDとQUICPayの利用により、0.5%のポイント還元があります。

ここから言えることは、グレードの高いカードだからといって、カードのポイント還元率が圧倒的に高いわけではないということです。

オリコカードの場合、年会費無料のカード「ザポイント」の還元率が、常時1.0%以上とそもそも高くなっています。ポイントで差を埋めるのはなおさら難しいです。

海外旅行傷害保険

海外旅行の際必須なのが、海外旅行傷害保険です。

海外では医療制度も違いますので、ケガや病気をすると、日本では考えられない高額の治療費を要求されることがあります。保険なしで渡航してはいけません。

自動付帯」のクレジットカード保険は、なんの手続きもなくカードを持っている限り適用されるので便利です。オリコカードザプラチナもこのタイプです。

海外旅行傷害保険の価値を見るときは、生命保険の適用される死亡・後遺障害時の額より、治療費用を見ましょう。

ザプラチナの場合、ケガ、病気ともに治療費用300万円まで適用されます。

この額なら、カード1枚で十分旅行に行けます。

さらに、家族特約がついていて、生計同一の親族にも保険が適用されます。

親族の治療費用も200万円までカバーされます。

カードホルダーと専業主婦である配偶者、子供で旅行に行った場合、全員が保険の適用を受けます。

奥さんが働いている場合でも、家族カード会員であれば、家族カードの補償が受けられますので問題ありません。

それから、「海外メディカルヘルプライン」というサービスがあります。

海外旅行中のケガ、病気の発生時、時間を問わず日本語で対応してくれる、電話のホットラインです。

こちらで次のサポートをしてくれます。

  • 病院医師の紹介と予約
  • 医療通訳サービス
  • 救援者(家族)へのサポート
  • 緊急移送手配
  • 退院後の帰国手配

もうひとつ、クレジットカード付帯の保険では珍しいサービスが、キャッシュレス治療可能な病院を紹介してくれることです。

市販の保険商品に多い、治療費用をいったん自分で立て替えなくて済む方法です。

さて、ザプラチナの海外旅行傷害保険の価値が、一般の保険商品だとどの程度の保険料に相当するかですが、1回の海外旅行1名につき3千円程度でしょう。

家族の保険料を考慮するならば、この人数分に応じた価値があります。

空港ラウンジサービス

もうひとつ海外旅行で価値が高いのは、ラウンジの利用。

アルコール無料で、食事も出るところが多いです。しかも、空いていてゆったりできます。

ザプラチナの場合、「Lounge Key」というサービスがあり、本会員も家族会員も、年6回までラウンジを無料で利用できます。

家族会員でない同伴者は27米ドル必要ですが、追加で支払う価値は十分あるでしょう。

国際線ラウンジは、スタンダードクラスのカードでは利用不可能なので、これはザプラチナの大きなメリットです。

ラウンジ利用というと、プライオリティ・パスが有名です。ラウンジを利用できるプライオリティ・パスが無料で入手できるプラチナカードも多く存在します。

ですが「Lounge Key」のラウンジは、プライオリティ・パスで使えるラウンジより上級とされています。プライオリティ・パスの会員登録不要で、カード本体で使える点もメリットです。

他にも、往復の手荷物無料宅配サービスなども役に立ちます。

年1回家族で海外旅行をする人には、保険サービスと併せ、それだけで年会費はおおむねペイできるといっていいでしょう。

レストラン優待サービスは1名無料

これはMasteCardのプログラム「TASTE OF PREMIUM」のうち、上級カード限定のサービスです。

全国200店のレストランで食事をすると、1名無料となります。

料理の値段によっては、一度使うだけで年会費の元が取れることでしょう。

このサービスの存在は、ザプラチナの年会費の妥当性を大きく左右します。独身で、しかも一緒に行く相手がいない場合、2万円の年会費は、あるいは高くつくかもしれません。

まとめ

一般のカードよりは年会費の高いオリコカードザプラチナですが、年1回海外旅行に必ず行く人にとっては、大変便利なカードといえます。

さらに、記念日にレストランを利用すれば十分お釣りが来ます。

上級カードこそ、日々の目的意識を持って使いこなしましょう。

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弁天小僧

クレジットカードのあらゆるサービス(海外旅行傷害保険・キャッシング・ポイント・ETCカードほか)に精通しているライターです。 カーシェアや中古査定のお得情報、法律関係まで幅広く執筆中。

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