イオンカードにはたくさんの種類のカードがありますが、その中の一つに、Suicaが一体化した「イオンSuicaカード」があります。
今回は、そんなイオンSuicaカードとは、具体的にどのようなカードなのか解説するとともに、便利に使いこなす方法やお得な使い方についてもご紹介していきます。
Suicaを使えるイオンカードとは
Suicaを使えるイオンカードとは、「イオンSuicaカード」のことです。
イオンSuicaカードは、その名の通りJR東日本が発行する交通系ICカード「Suica」を付帯したイオンカードなのです。
イオンSuicaカードも、他のイオンカード同様に年会費無料で、イオンカードのさまざまな特典を受けることができます。
イオンカードでSuicaをお得に使うには?
イオンカードにSuicaが付帯されていることにより、Suicaをお得に使うことができます。
イオンカードならデポジットも無料
通常、Suicaを利用する際には、はじめにデポジット500円を支払わなくてはいけません。
デポジットというのは保証金のことで、Suicaの使い捨てを防ぐために導入されています。
しかし、イオンSuicaカードは、このデポジットが無料なのです。
イオンSuicaカードなら旅行保険も付いて一挙両得!
イオンSuicaカードを持っていると、イオンカードの特典とJR東日本の特典の両方を受けることができてお得です。
また、イオンカードは通常、ゴールドカードにしか海外旅行傷害保険が付帯されていないのですが、Suicaとコラボしたことにより、イオンSuicaカードをには海外旅行傷害保険や、「改札を入ってから出るまで」をワイドに補償する国内旅行傷害保険が自動付帯されています。
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イオンカードの主な特典
イオンカードには、さまざまな特典がありますが、イオンSuicaカードの場合も同様にイオンカードの特典を受けられます。
- イオングループの対象店舗なら、ときめきポイントがいつでも2倍!
- 毎月20・30日の「お客さま感謝デー」は 、お買い物代金が5%OFF!
- 毎月10日「ときめきWポイントデー」は、ときめきポイントが2倍!
- 毎月15日「G.G感謝デー」は、55歳以上の方は5%OFF! など
JR東日本で受けられる3つのお得なサービス
JR東日本で受けられるお得なサービスは3つあります。
- ホテルでの割引サービス・・・JR東日本ホテルズ等の割引サービスを利用できます。
- 駅レンタカー・・・「イオンSuicaカード」を提示すれば、「レール&レンタカーきっぷ」利用時と同額料金でレンタカーを利用できます。
- えきねっと・・・インターネットで、特急や新幹線の指定席の予約ができます。
ときめきポイントが貯まったらSuicaにチャージOK!
イオンSuicaカードもイオンカードのひとつですので、もちろんときめきポイントが貯まります。
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そして、イオンカードの中でもイオンSuicaカードに限り、貯まったポイントをSuicaにチャージすることができるのです。
なお、チャージできるのは1,000ポイントからとなっています。
イオンのときめきポイントからチャージできるのは、JR東日本の主要な駅の構内に設置してあるATMコーナー「VIEW ALTTE(ビューアルッテ)」のみとなります。
Suicaにチャージする手順
- まずは、MyPageからときめきポイントの交換申込を済ませます。
- 交換申し込みの翌々日以降に、VIEW ALTTE(ビューアルッテ)を訪れます。
- .操作画面の左上にある「提携ポイント移行によるチャージ」を選択します。
- イオンSuicaカードを挿入します。
- イオンSuicaカードの暗証番号を入力します。
- チャージする金額のボタン(1,000円、3,000円、5,000円、10,000円)を入力します。
- メッセージにしたがって「確認」ボタンを押します。
- カードとご利用明細を受け取ればチャージ完了です。
イオンカードでSuicaを便利に使うには?
イオンカードなら、Suicaをより便利に使うことができます。
イオンカードからSuicaへオートチャージ
まず、イオンカードからSuicaへオートチャージできるというのはとても便利です。
イオンSuicaカードのSuicaのチャージ残額が一定額を下回ると、自動改札機にタッチした際に自動的にイオンカード決済で一定額がチャージされます。
これなら、うっかりチャージし忘れて改札で引っかかるということもなくなりますし、チャージのために券売機に並ぶ必要もありませんね。
Suicaのオートチャージの設定や設定金額の変更などは、駅にあるATMの「VIEW ALTTE(ビューアルッテ)」で簡単にできます。
イオンSuicaカードで定期券を利用する方法
Suicaだけではなくて定期券も利用したいという場合には、モバイルSuicaを使えばOKです。
イオンSuicaカードでモバイルSuicaに登録すれば、携帯電話を定期券として利用することができます。
しかも、通常モバイルSuicaには年会費1,030円(税込)がかかるところ、イオンSuicaカードで登録することにより、モバイルSuicaの年会費が無料になるのでとてもお得です。
また、モバイルSuicaなら、オートチャージの設定や変更などもアプリ内でできて便利です。
イオンSuicaカードの残金を払い戻したい場合
イオンSuicaカードを持って、駅のATM「VIEW ALTTE(ビューアルッテ)」を訪れます。
更新時の払い戻しについては、新カードではなく更新前の旧カードを持参してください。
- 「Suica付きビューカードの更新/退会」を選択
- 「Suicaチャージ残額の払戻し」を選択
- 暗証番号を入力
- 払い戻し完了
手持ちのイオンカードをイオンSuicaカードに変更する方法
すでにイオンカードを持っている場合には、お手持ちのカードをイオンSuicaカードに変更することもできます。
ただし、変更できるカードは、イオンカード(一般)のみで、以下のカードは変更できませんのでご注意ください。
- 家族カードの登録をしたカード
- イオンゴールドカード
- イオンカード(WAON一体型)
- イオンETC一体型カード
- 銀行口座一体型カード など
イオンSuicaカードへの変更は、公式サイトのカード切り替え申込み画面に必要事項を入力して送信するだけで完了します。
イオンSuicaカードの残念な点
便利でお得なイオンSuicaカードですが、やはりメリットがあればデメリットもあります。
そこで、イオンSuicaカードのデメリットというべき残念な点についてもご紹介しておきたいと思います。
カード更新時にSuicaの残高が引き継がれない
Suicaの残高は、有効期限が来て更新された新しいカードには引き継がれません。
そのため、更新カードが届いたら、更新前のカードのSuica残高を使い切るか、払い戻しの手続きをする必要があります。
なお、磁気不良などによりカードを再発行した場合については、Suica残高も引き継がれますのでご安心ください。
WAON一体型にできない
Suicaと一体型になっているので、イオンの電子マネーであるWAONを一体型にすることはできません。
イオンカードユーザーは、WAONも上手に使いこなしている人が多いと思いますので、これを一体型にできず2枚持たなければいけないのは残念ですね。
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家族カードがない
イオンSuicaカードには家族カードがありません。
そのため、家族それぞれがイオンSuicaカードに申し込む必要があります。
どうしても家族カードが良いという場合は、通常のイオンカードに申し込むことになりますが、イオンSuicaカードだけの特典を重視するのであれば、家族カードはあきらめましょう。
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ゴールドカードにランクアップできない
イオンSuicaカードは提携カードですので、ゴールドカードにランクアップすることはできません。
イオンカードの場合、ゴールドはイオンからの招待制となっており、インビテーションが届くのは以下のカードのみです。
- イオンカード
- イオンカード(WAON一体型)
- イオンカードセレクト
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まとめ
今回は、イオンSuicaカードとは具体的にどのようなカードなのか、また便利に使いこなす方法やお得な使い方などについて、ご紹介しました。
日常的にSuicaを使うのであれば、単にSuicaを持つよりもイオンSuicaカードの方が便利でお得です。
イオンの一般カードには通常付帯されていない旅行傷害保険が付いているのも大きな特徴だといえます。
Suicaユーザーや旅行好きの方には、イオンSuicaカードがおすすめです。