今までの記事でもたびたびご紹介してきたとおり、アメックスカードには手荷物の無料宅配という特典が付帯しています。
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今回はこの手荷物無料宅配の特典の使い方や注意点を詳しくご紹介いたします。
アメックスカードで空港⇔自宅の手荷物を無料宅配!
アメックスカードの手荷物無料宅配は、海外旅行の際に、自宅⇔空港の区間を無料で手荷物宅配をしてくれるサービスです。
サービス対象の空港
- 成田国際空港
- 羽田空港
- 中部国際空港
- 関西国際空港
海外旅行の際に上記の空港を利用する方は、確実に利用しておきたい特典です。
手荷物無料配宅配を利用できるアメックスカードは
手荷物無料宅配特典ですが、利用できるアメックスカードは以下の通りです。
特典利用可能なアメックスカード
- アメリカン・エキスプレス・カード
- アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード
- アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード
- アメリカン・エキスプレス・センチュリオン・カード
※それぞれビジネスカードでも利用可能(センチュリオン除く)
つまり、アメックスのプロパーカードをお持ちの方ならどなたでも利用できる特典となります。
一部の提携アメックスカードでも手荷物無料宅配を利用可能
また、一部の提携アメックスカードでも、手荷物無料配送を利用できる場合があります。
以下のカードは、手荷物無料配送特典を利用できるアメックス提携カードですが、空港⇒自宅(帰国時)のみ無料宅配の対象となります。
自宅⇒空港(出発時)に手荷物を宅配する場合は、有料となります。
さらに利用可能空港は成田国際空港・中部国際空港・関西国際空港となり、羽田空港が対象外となります。
空港⇒自宅で手荷物無料配送
- アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・カード
- アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・プレミア・カード
- ANA アメリカン・エキスプレス・カード
- ANA アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード
- デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・カード
- デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード
- スターウッド プリファード ゲスト アメリカン・エキスプレス・カード
片道になったり羽田空港が特典対象から除外されたりと、若干の制約は受けますが、片道だけでも無料になるのはうれしいですね。
アメックスカードで無料手荷物宅配を利用する方法
それでは早速、アメックスカードで無料手荷物宅配サービスを利用する方法を確認していきましょう。
特典の利用には、予約が必須となります。予約方法は以下の2通りあります。
- アメックス専用JALエービーシーでオンライン予約
- 電話での予約
それぞれ詳しくご紹介いたします。
なお、予約が必要なのは自宅⇒空港の出発時のみです。
帰国時は予約の必要はなく、直接空港のJALエービーシーカウンターに荷物を持ち込むことで利用が可能です。
その際、特典対象のアメックスカードと航空券の提示を求められる場合がありますので、あらかじめ準備しておくとよいでしょう。
アメックスカード保有者専用のJALエービーシーから手荷物無料宅配を申し込む
1つ目の方法は、JALエービーシーというオンラインサイトから予約を申し込む方法です。
- 専用予約ページからJALエービーシーにアクセス
- 出発日や便名などの情報を入力
- 集荷日、荷物受け渡し時間等を入力し、予約完了
まずは専用の予約ページにアクセスし、カードの種類を選択します。
プラチナカードに関しては、プラチナ・ウェブからの予約となります。
プラチナ・ウェブにアクセスし、トラベルタブの空港でのサービスをクリックし、手荷物無料宅配サービス(空港)から予約を行います。
初回は登録が必要となりますので、IDやパスワードを設定して登録をします。
予約ページにアクセスすると、アメリカン・エキスプレスカード会員さま専用という表記が確認できます。
JALエービーシーはアメックス会員以外にも手荷物宅配サービスを提供しています。
ただし、アメックスカードの特典を使わない場合は有料での宅配となります。
無料手荷物宅配サービスを利用する場合は、必ず専用ページから特典を利用して予約を行いましょう。
ログインしたら、まずはカード番号の先頭7桁と有効期限を入力しましょう。
続いて、搭乗する便の詳細を入力していきます。
この時点で航空券の予約をしていない場合(=国際線の搭乗券が手元にない場合)は、無料手荷物宅配サービスの予約はできません。
先に航空券を予約しておきましょう。
引き続き入力を進め、最後に配送する荷物の個数と集荷の日時を選択します。
アメックスプラチナカードの場合は手荷物を2つまで、それ以外は1つ選択することが可能です。
すべて入力が終わったら、確認するをクリックして、予約完了画面に進むことが出来ます。
手荷物無料宅配はアメックスに電話で予約も可能
オンラインサイトから手荷物無料宅配サービスを予約する方法をご紹介しましたが、電話での予約も可能です。
筆者はいつも電話で予約を行なっています。
電話での予約先
平日以外でも依頼できるのは助かりますね。
電話で予約をする場合は、カード番号を聞かれますので、手元に準備してから電話をしましょう。
予約時に要注意!アメックスカードで手荷物無料宅配をする場合に気を付けること
海外旅行の際に非常に便利な手荷物無料宅配サービスですが、予約をする際はいくつか注意する必要があります。
こういったことがないように、予約時の注意点をご紹介いたします。
手荷物無料宅配サービスは必ずアメックスカード専用サイトから申し込みを!
1つ目の注意点として、手荷物無料宅配サービスを予約する際は、アメックスカードホルダー専用サイトから申し込むということです。
- アメリカン・エキスプレス・カードおよびアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードの場合
- アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード
プラチナ・ウェブ(プラチナカードでログイン後選択)
厳密にいうと、アメックスカード特典の手荷物無料宅配サービスは、JALエービーシーという別会社にサービスを委託しています。
そのため、通常のJALエービーシーのページから申し込みをしてしまうと、特典が適用されずに当日料金を請求されてしまいます。
予約をする際は、必ず専用ページか電話にて申込をしましょう。
手荷物無料宅配の予約は出発の7日前まで
2つ目は、手荷物無料宅配の予約を行なうタイミングです。
基本的に、出発の7日前が予約の締切となります。
また、当然ですが手荷物無料宅配の予約を行なうと、荷物の集荷が行われます。
集荷日は予約の際に指定することが可能ですが、住んでいる地域や空港からの距離によっては、出発の3日以上前に集荷されることもあるようです。
筆者が手荷物無料宅配を利用する際は、出発の2日前の集荷がほとんどです。
筆者はいつも、旅行出発のギリギリまで荷造りをする方なので若干不便ではありますが、手ぶらで空港まで移動することを考えると許容範囲です。
ただし、特に冬季は道路状況などによりプラス1日かかる場合もあるようなので、早めの予約をオススメします。
ここがポイント
- 手荷物無料宅配の予約は、出発の7日前まで
- 荷物の集荷は出発の1~3日前(地域により変動あり)
国際線利用時のみ!手荷物無料宅配の利用条件
最後の注意点として、アメックスカードに付帯の手荷物無料宅配サービスを利用できるのは、国際線利用時のみということです。
国際線利用時に関しては、キャリアに関わらず(LCC含む)特典を利用可能です。
しかし、国内線を利用する場合は手荷物無料宅配サービスは利用できません。
裏技!?アメックスカードの手荷物無料宅配サービスを国内線で利用する方法
ご紹介したとおり、手荷物無料宅配サービスを利用できるのは国際線利用時のみです。
しかし、実は国内線利用時にも同じく特典を利用する裏技が存在します。
その方法を詳しくご紹介します。
国内線を乗り継いで海外旅行に行く場合は手荷物無料配送を利用可能
その方法とは、国際線を利用する前に、国内線を利用して移動する方法です。
関西国際空港→成田国際空港→海外の空港
こういう旅程の場合、関西国際空港→成田国際空港への移動は国内線を利用することになりますね。
通常、関西国際空港⇔成田国際空港を移動する国内線を利用する際は、手荷物無料宅配サービスは利用できません。
ただし、その後に国際線への乗継がある場合は、手荷物無料宅配サービスを利用することが可能となります。
今回のケースのように、国内線を乗り継ぐ空港と国際線で出発する空港の両方が手荷物無料宅配サービスの対象の場合、どちらでも荷物を受け取ることが可能です。
同じエアライン間で国内線・国際線を乗り継ぐ場合は、一番最初の空港で荷物を預けることが可能なので、その場合は関西国際空港で荷物を受け取る必要があります。
異なるエアライン間で乗継を行う場合は、国際線で出発する成田国際空港で荷物を受け取る流れとなります。
国内線利用時は手荷物無料宅配の対象空港に注意!
国内線を乗り継ぐ際に手荷物無料宅配サービスを利用するには、1つ気を付けておかなければならないことがあります。
それは、国内線・国際線で利用する空港のどちらかが手荷物無料宅配サービスに対応している必要があるということです。
サービス対象の空港
- 成田国際空港
- 羽田空港
- 中部国際空港
- 関西国際空港
具体的な例を見てみましょう。
福岡空港(特典対象外)→成田国際空港(特典対象)→海外の空港
例えばこういう旅程の場合は、福岡空港は特典の対象外となりますので、荷物は国際線に搭乗する成田国際空港で受け取ることになります。
成田国際空港(特典対象)→福岡空港(特典対象外)→海外の空港
逆に、乗継をした後に国際線を利用する空港が特典対象外の場合、手荷物は国内線に搭乗する成田空港で受け取ることになります。
手荷物無料宅配サービスは、国内線と国際線の搭乗日程が別でも利用可能
そして、地味にうれしいのが国内線と国際線に搭乗する日が別であっても、手荷物無料宅配サービスを利用できるという点です。
先日筆者は関空から福岡空港に国内線で飛び、福岡で1泊したのち、福岡空港から海外旅行に行きました。
結果的に、自宅から関空まで手荷物を無料で配送することが出来ました。
たとえ同日中に国際線に乗り継がなくても、後日国際線に搭乗する予定がある場合は手荷物無料宅配サービスを利用できるというわけです。
ただし、この場合もやはり国際線の航空券が必須となります。
まだ国際線の飛行機を手配していない段階で電話予約を行おうとしたところ、
このようなやりとりをすることとなりました。
結果的に、改めて国際線のチケットを手配したあとに予約を取り直しました。
乗り継ぐ予定が決まっていたとしても、予約時に国際線のチケットがなければ特典は利用できないので注意が必要です。
ここがポイント
- 国際線に乗り継ぎを行う予定がある場合は、国内線利用時でも手荷物無料宅配サービスの利用が可能
- さらに国内線から国際線への乗継は、日をまたいでも大丈夫
- ただし国際線のチケットは、手荷物無料宅配を予約する際に手配しておく必要あり
まとめ
アメックスカードに付帯する手荷物無料宅配サービスは、旅行の際に非常に役立つ特典です。
本来ならば、1回あたり数千円かかる宅配料金を、何度でも無料で利用することが可能です。
時間に余裕がない海外旅行の出発時や、疲れて帰ってきた際に手ぶらで移動できるのはかなり助かりますね。
また、国内線を乗り継いで海外へ旅行や出張に行く際も特典を利用することが可能です。
アメックスカードをお持ちの方は、ぜひうまく活用してみてください。