皆さんは、アメックスのクレジットカードをお持ちですか?
アメックスのカードには、大きく分けて「プロパーカード」と「提携カード」の2種類が存在します。
プロパーカードとは、アメックスが発行する正規のクレジットカードです。
上の写真では、左上のアメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カードのみがプロパーカードとなります。
この記事は、プロパーアメックスカードのポイント活用方法について紹介しています。
アメックスカードのポイント付与率は1%
普段の生活やオンラインショッピングなど、様々なシチュエーションでアメックスカードを使用した場合、基本的にポイントの付与率は1%となります。
- コンビニで税込540円の買い物をした場合⇒5ポイント
- オンラインショップで税込20,000円の買い物をした場合⇒200ポイント
アメックスカードで税込100円未満の利用はポイント付与対象外
注意したいのが、ポイント付与対象の利用は税込100円につき1ポイントということです。
さらに、ポイントは1回のカード利用ごとに加算されます。
- 税込199円、299円、399円の合計3回のアメックスカード決済をした月の場合
⇒付与ポイントはそれぞれ1ポイント、2ポイント、3ポイントの合計6ポイントとなり、この月のポイント付与率は約0.67パーセントとなります。
筆者の場合、例えばコンビニでアメックスカードを利用する際に「あと少しで500円に届くな」と感じた場合は、数十円のお菓子も一緒に購入して、ポイントに無駄が出ないようにすることもあります。
とは言っても普段の生活ではそこまで気にしなくても大丈夫ですが、コンビニでの少額利用が多い方は注意が必要です。
一部の利用ではアメックスカードポイントが半減
しかしアメックスのポイント付与条件にはいくつか例外があります。
上記に該当するガス・電気・水道料金や、さらに税金などの公共料金の支払いについては税込み200円につき1ポイントがたまりますので、付与率は0.5%まで下がります。
ポイントが分散してしまうというデメリットもありますが、筆者は毎月約15万円程度のガス・電気・水道料金をアメックス以外のカードで支払っています。
- アメックスカードの場合:150,000円×0.5%=750ポイント
- 付与率1%の他のカードの場合:150,000円×1%=1,500ポイント
1ヶ月でなんと750ポイントも差がついてしまいます。
これを1年続けるとその差はなんと9,000ポイントとなります。
うまくカードを使い分けるのが得策かもしれませんね。
気をつけて!アメックスカードポイントが付与されないケース
残念なお知らせが続いてしまいますが、アメックスカードを利用する場合は、ポイントが一切付与されないものもあります。
ここに書かれている内容は、すべてポイント付与対象外です。
ただし、NHK料金の支払いはYahoo!公金を利用して、アメックスカードを決済カードに指定することで通常通りポイント1%獲得することが可能です。手数料も無料です。
お得な交換先は?アメックスカードポイント活用方法
さて、ここまではアメックスカード利用でのポイントのため方について記載しましたが、ここからはためたポイントを使う方法についてご紹介します。
アメックスカードポイントをANAマイルに移行
アメックスカードポイントをANAマイルに移行する場合のレートは、2000ポイント⇒1000マイル(還元率0.5%)です。
また、後述するメンバーシップ・リワード・プラスへの登録で1000ポイント⇒1000マイルとなり、還元率が1%までアップします。
※ANAマイルへのアメックスポイント移行にはメンバーシップリワード ANAコースへの登録が必須となり、アメックスカード自体の年会費とは別に1年あたり5,000円+消費税がかかります。
なお、アメリカン・エキスプレス・プラチナカードおよびアメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナカードに関しては、2019年1月1日からのマイル付与分以降はANAコースへの登録費が永年無料となります。
メンバーシップ・リワード・プラスを含む、アメックスプラチナカードの無料で登録できる特典については以下の記事で詳しく紹介しています。
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アメックスプラチナカードの最初に登録すべき3つの特典
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アメックスカードポイントを提携航空会社のマイルに移行
アメックスカードポイントを交換できるのは、ANAマイルだけではありません。
提携航空会社のマイルにポイントを移行した際の還元率は、メンバーシップ・リワード・プラスに登録済みの場合で0.8% (1,250ポイント⇒1,000マイル)です。
登録をしていない場合は0.5%(2,000ポイント⇒1,000マイル) となります。
メンバーシップ・リワード・プラスに登録済みの場合は、提携航空会社のマイル移行(還元率0.8%)よりも、ANAのマイル移行(還元率1%)がお得。
好きな商品をお得にゲット!アメックスポイントでアイテム交換
アメックスカードのポイントを利用して、カタログから好きな商品を選択し、交換することが出来ます。
商品券やギフトカードなどはもちろん、アメックスならではの「体験できるアイテム」なども非常に人気の高い商品のひとつです。
ちなみに筆者は去年の暮れにアメックスカードポイントを利用して、巨大な骨付きのハム2本をゲットしました。
2本で重さなんと9200g(笑)
ポイントの価値が跳ね上がる!?アメックスのメンバーシップ・リワード・プラス
日々の買い物や料金の支払いをアメックスカードに集約するのであれば、メンバーシップリワード・プラスへの登録がお得です。
アメックスカードの年会費とは別に3,000円+消費税がかかりますが、それを上回るメリットを受けられる場合があります。
マイル移行レートがアップ
前述のマイルへの移行に関しては、メンバーシップ・リワード・プラスへの登録で還元率が1.6~2倍に上がります。
年間でアメックスカードの6,000ポイントをANAマイルへ移行する場合、メンバーシップ・リワード・プラスに未登録の場合は3,000マイル獲得できるのに対し、登録している場合は6,000マイル獲得できることになります。
その差は3,000マイルです。
1ANAマイル=1円 (使い方によっては、さらにマイルの価値は上がります)と考えても、プログラムの年会費分を十分ペイできます。
(年間マイル移行上限は40,000マイルまで)
アメックスカード利用分の支払いがお得に
マイル移行や商品の交換以外にも、アメックスのカードポイントはカード請求金額に充てることが出来ます。
- <メンバーシップ・リワード・プラスに登録なしの場合>
1ポイント⇒0.3円
- <メンバーシップ・リワード・プラスに登録ありの場合>
1ポイント⇒0.5円
1ポイント⇒0.8円(ホテル・旅行代理店での利用分)
1ポイント⇒1円(航空会社での利用分)
アメックスカードのポイント有効期限が実質無制限
メンバーシップ・リワード・プラスに登録したうえで、一度でもポイントを利用すると、それまでにためたポイント及び今後たまるポイントのすべて有効期限がなくなります。
通常は最大有効期限が3年なので、失効してしまいポイントが無駄になる心配もなくなります。
ポイントフリーダムをお得に利用可能
メンバーシップ・リワード・プラスに登録しておくと、アメックスカードの支払額にポイントを充当することのできる制度のポイントフリーダムをお得に利用することが可能になります。
通常は1ポイント=0.3円として利用できるのが、1ポイント=0.5円~1円にまで価値が跳ね上がります。
詳しいことは以下の記事でご紹介しています。
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アメックスカードのポイントフリーダムでポイントを現金化!?
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まとめ
アメックスカードは、そのままではポイント還元率が言いと呼べるカードではありませんが、ちょっとした支払いの工夫やメンバーシップ・リワード・プラスを活用することで、お得に活用できるカードへと変わります。
既にアメックスカードを持っている方、これから発行を検討している方は、参考にしていただければ幸いです。
<引用:アメリカン・エキスプレス公式サイト https://www.americanexpress.com/japan/>