クレジットカードをお持ちの皆さんは、空港利用時にラウンジを利用することはありますか?
ラウンジでは、軽食やドリンク、さらにはアルコール飲料を無料で楽しむこともできます。
今回の記事では、アメックスセンチュリオン・ラウンジという空港ラウンジについてご紹介いたします。
アメックスセンチュリオン・ラウンジとは?
空港ラウンジには、大きく分けて4種類あります。
- ゴールド以上のクレジットカードを提示して利用可能なラウンジ
- プライオリティ・パスを提示して利用可能なラウンジ
- 特定の航空会社を利用時(ビジネスクラス以上など)に利用可能なラウンジ
- カード会社が自社会員向けのみに独自に提供しているラウンジ
アメックスセンチュリオン・ラウンジは、4つ目に分類される、アメックス会員専用の空港ラウンジです。
通常のゴールドカードはもちろん、プライオリティ・パスを発行していたとしても、対象のカードがない場合は一切利用できません。
なお、アメックスプラチナカードには無料でプライオリティ・パスも付帯しています。
-
アメックスプラチナカードの年会費は高額!元を取るために使うべき特典とは
アメックスプロパーカードの中には、アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カードという、ゴールドカードよりさらに1ランク上のカードが存在しています。 高額な年会費を誇るアメックスプラチナカードを使いこなし ...
続きを見る
さらに、デルタ航空を利用の場合はエコノミークラスに搭乗していても航空会社のラウンジを利用することが可能です。(通常はビジネスクラス以上に搭乗の場合のみ利用可能)
つまり、アメックスプラチナカードでは上記1~4のラウンジをすべて利用可能ということになります。
空港で優雅なひと時を!センチュリオン・ラウンジの特徴
こういう経験をされ方は少なくないのではないでしょうか。
ゴールド以上のクレジットカードをお持ちの場合入れるラウンジは、利用対象者がかなり多いため混雑する場合が多いです。
さらに楽天プレミアムカードの登場により、格安でプライオリティ・パスの発行が可能になったため、プライオリティ・パスのラウンジですらゆっくりくつろげない場合が増えてきているように感じます。
一方センチュリオン・ラウンジは、利用できる対象カードが他のカードと比べ非常に少ないため、ラウンジ内でゆっくりくつろぐことが可能です。
さらにセンチュリオン・ラウンジでは、ソフトドリンクはもちろん、スパークリングやビールを含むアルコール飲料や、ビュッフェスタイルの軽食を楽しむことも可能です。
こちらは、筆者が香港国際空港のセンチュリオン・ラウンジを利用した際の写真です。
ドリンクメニューが用意されているので、バーテンダーさんに1杯ずつ注文することが可能です。
棚に陳列されているお酒の種類はかなり豊富なのが分かります。
メニューに載っていない種類のカクテルでも、材料さえあれば快く対応していただけます。
さらに料理はスナック類だけではなく、ホットミールも充実しています。
アメリカ以外も!センチュリオン・ラウンジを利用可能な空港
アメリカンエキスプレスの専用ラウンジと言っても、利用できる空港はアメリカだけではありません。
センチュリオン・ラウンジを利用できる空港
- シアトル・タコマ国際空港(アメリカ)
- サンフランシスコ国際空港(アメリカ)
- ラスベガス・マッカラン国際空港(アメリカ)
- ダラス・フォートワース国際空港(アメリカ)
- ジョージ・ブッシュ・インターコンチネンタル・ヒューストン空港(アメリカ)
- マイアミ国際空港(アメリカ)
- ラガーディア国際空港(アメリカ)
- フィラデルフィア国際空港(アメリカ)
- 香港国際空港(香港)
インターナショナル・アメリカン・エキスプレス・ラウンジを利用できる空港
- インディラ・ガンジー国際空港(インド)
- チャトラパティ・シヴァジー国際空港 (インド)
- シドニー国際空港 (オーストラリア)
- メルボルン国際空港(オーストラリア)
- エセイサ国際空港(アルゼンチン)
- メキシコ・シティ国際空港(メキシコ)
- ヘネラル・マリアーノ・エスコベード国際空港(メキシコ)
- トルーカ国際空港(メキシコ)
- グアルーリョス国際空港(ブラジル)
- ストックホルム・アーランダ空港(スウェーデン)
ご覧のように、アジアやヨーロッパ、中南米の空港にも専用ラウンジが存在しています。
残念ながら日本の空港にはアメックス専用ラウンジが存在しませんので、海外旅行の帰りに利用する機会が多くなるでしょう。
ラウンジの名称について
アメックス会員の専用空港ラウンジは、上記のようにセンチュリオン・ラウンジとインターナショナル・アメリカン・エキスプレス・ラウンジの2種類があります。
これら2種類のラウンジに大きな差はありませんが、無料で入場できる同伴者に差があります。
- センチュリオン・ラウンジ:同伴者2名まで無料(アメックスプラチナカードの場合)
- インターナショナル・アメリカン・エキスプレス・ラウンジ:ラウンジごとに異なる
(殆どが2名まで無料。1名の場合や、同伴者の年齢制限を設けている場合あり)
空港によっては、同伴者が12歳以下の子供に限り無料で入場可能な場合や、同伴者は1名しか無料で入場できない場合があります。
この条件はラウンジごとに予告なく変更になる可能性もあるため、利用される場合は事前に確認されることをおすすめします。
センチュリオン・ラウンジを利用可能なアメックスカード
空港で優雅な時間を過ごすことの出来るセンチュリオン・ラウンジですが、アメックスカードホルダーであればどなたでも利用可能というわけではありません。
センチュリオン・ラウンジを利用可能な国内発行のアメックスカードは2種類のみ
現在、日本で発行可能なアメックスカードのうち、センチュリオン・ラウンジを利用可能なカードは以下の2種類のみです。
- アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード(ビジネス含む)
- アメリカン・エキスプレス・センチュリオン・カード
センチュリオンという名前がついてはいますが、アメックスプラチナカードでも利用が可能です。
センチュリオン・ラウンジを利用するための条件
センチュリオン・ラウンジを利用する際に必要なものは、以下の2点です。
- 対象のアメックスカード
- 本人の航空券(当日のもの)
航空券に関しては、搭乗クラスやエアライン等は一切問われません。
もちろんLCCの航空券でも大丈夫です。
センチュリオン・ラウンジは対象のカード会員1名につき、同伴者2名まで無料で入場することも可能です。
その際は、同伴者の航空券の提示も必須となります。
対象カードの家族会員もセンチュリオン・ラウンジを利用可能!
センチュリオン・ラウンジには、対象の家族カード会員も、本会員と同じく本人+同伴者2名まで無料で入場することが可能です。
-
アメックスカードの追加カード発行時の注意点!使えない特典あり
クレジットカードには、本カード以外に発行できる追加カードがあるのをご存知でしょうか。 基本的には本会員と同じ種類のカード、同じポイント制度、そして同じ特典となりますが、中には例外も存在します。 家族カ ...
続きを見る
つまり、家族カードを含むアメックスプラチナカードが5枚あれば、最大で15名まで無料で入場することが可能というわけです。
セゾンプラチナアメックスカードではセンチュリオン・ラウンジの利用は不可
アメックスカードには、セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードというものが存在しています。
- セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード
(年会費: 20,000円+消費税) ※利用実績により次年度の年会費割引制度あり
プラチナカードの割に、20,000円+消費税という格安な年会費の人気カードです。
-
アメックスカードの年会費は高額!旅好き必見の活用方法
旅行の際に真価を発揮するといわれているアメックスカード。 既にクレジットカードをお持ちの方も、一度は手にしてみたいものですよね。 しかし、アメックスのクレジットカードはどれも年会費が高いイメージがあり ...
続きを見る
コンシェルジュサービスなどは利用可能ですが、残念ながらセンチュリオン・ラウンジには入場できません。
センチュリオン・ラウンジに入場するには、プラチナ以上のアメックスプロパーカードが必要ということになります。
まとめ
ゴールド以上のクレジットカードが非常に多くなってきた現在、空港ラウンジは込み合う場合が多いようです。
しかし、センチュリオン・ラウンジの場合は利用できるカードがかなり限定されているため、いつでも快適なひとときを過ごすことが可能です。
ただし、日本国内にセンチュリオン・ラウンジは存在しないため、利用する機会は海外旅行にのみ限定されてしまいます。
とはいえ、条件さえ合えば飛行機搭乗までのひとときをゆっくりと過ごせる快適空間であることは間違いなしです。
対象のカードをお持ちの方で、海外旅行の際は是非活用してみてください。